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悲しみ抱えた男がカルト島にたどり着く…ジュード・ロウ、主演ドラマを語る

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「サード・デイ 〜祝祭の孤島〜」ビジュアル

HBOドラマ「サード・デイ ~祝祭の孤島~」より、キャストのジュード・ロウ、キャサリン・ウォーターストン、監督を務めたマーク・ミュンデンのインタビューコメントが公開された。

本作は引き潮のときしか渡れないイギリスのオシー島で恐ろしい体験をする人々の姿を描いたミステリー。異なる主人公を据えた「夏」と「冬」3話ずつの2部構成で、サム役のロウが「夏」、ヘレン役のナオミ・ハリスが「冬」で主演を務めた。ロンドンでガーデニング店を経営しているサムは、店が緊急事態の日に見知らぬ少女を助けたことからオシー島に行く羽目に。干潮を逃し足止めを食らった結果、奇妙な島の雰囲気により過去のトラウマがよみがえり、精神的に追い詰められていく。

ミュンデンはサムのキャラクターを「深い悲しみを抱えながらも何とか生きていこうとする男」と説明。「夏」の物語については映画「ウィッカーマン」を例に挙げながら、「1人の男が見知らぬ島に来て奇妙な習慣を体験する。物語が進むうちに、習慣よりも島の真実や伝説の方がはるかに奇妙であることがわかってくる」と明かす。

悲しみ、苦しみ、信仰という本作のテーマと現在のコロナ禍に共通点があるかと問われたロウは「あると思うね」と回答。そして「隔離や孤立は悲しみを構成する要素の1つだと思う。隔離やロックダウンが行われたこの数カ月間、今までは忙しさを理由に考えなかったようなことを深く考えた人は多かったはずだよ。家族や知人を亡くした人もたくさんいる。家族や知人の死と向き合うことは、まさに悲しみと直結しているよね」と述べた。

オシー島の歴史や文化に魅了され、夏の祝祭に合わせて毎年アメリカから来ているという歴史学者ジェスを演じたウォーターストンは 「人それぞれ恐怖に対する向き合い方が違う」と持論を展開。「パンデミックの初期にアメリカの大統領が、過去の伝染病に直面した多くの人たちと同様に『これは中国の病気だ』と言った。何か問題が起きたとき他人のせいにするのは簡単なこと。それはこのドラマでも言える。悲しみや苦しみへの対処として一番いけないのは他人を責めること。島民はよそ者を好まず、自分たちのやり方でコミュニティを守ろうとする。それは外界からの脅威に対する恐怖がそうさせているんだと思う」と語った。

全6話の「サード・デイ ~祝祭の孤島~」は、Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」で11月20日より毎週金曜に1話ずつ独占配信。またBS10 スターチャンネルでは12月19日19時45分より第1話が先行無料放送され、22日から毎週火曜23時にオンエアされる。

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