ROTH BART BARONのPVを一般公募　選出作品はオフィシャルPVに

ROTH BART BARONとDRAWING AND MANUALによる『Music Video Award「LOUD COLOR(S) FESTIVAL」』が2021年1月末に開催。作品の応募を2021年1月18日まで受け付けている。

ROTH BART BARONが11月にリリースしたアルバム『極彩色の祝祭』の収録曲のPVを一般公募する同イベント。対象となる収録曲は“B U R N H O U S E”“ヨVE”“CHEEZY MAN”で、応募作品はオフィシャルサイトで公開される。クリエイティブディレクションはDRAWING ANDMANUAL、サイトはVZDNが担当。『LOUD COLOR(S) FESTIVAL』では三船雅也（ROTH BART BARON）、菱川勢一（DRAWING AND MANUAL）、丸山雄大、大平彩華、冠木佐和子らが出席し、作品を選出する。選ばれた作品はオフィシャルPVとしてテレビやウェブ上でオンエアするほか、イベントの模様とあわせてスペースシャワーTVの特別番組で紹介予定。

ROTH BART BARONは、ツアー『2020-2021「極彩色の祝祭」』東京公演が即日ソールドアウトしたことを受けて、12月11日に東京・渋谷のWWWで追加公演を実施。チケットのオフィシャル先行予約は本日11月17日まで受付中だ。さらに、11月21日から東京・恵比寿のKATAで初のポップアップストアとエキシビションを開催。11月21日には西池達也、須賀裕之、11月22日には大田垣“OTG”正信、工藤明、11月23日には竹内悠馬、岡田拓郎が参加し、三船とライブセッションを披露する。11月24日には三船と木村豊（Central67）のトークセッションを行なう。

三船雅也（ROTH BART BARON）のコメント

こんにちはROTH BART BARON三船と申します。このたび１つのプロジェクトを開催することになりました。
これは菱川さんとロットチームでお話しする中で、ミュージックビデオを制作するということをただの”音楽のプロモーション”だけに終わらすことなく、音楽と映像が寄り添い製作によってミュージシャンとフィルムメーカー、共に将来につながり、大きく枝葉が広がってゆく何かができないか？あっという間にSNSで消費されて次の日には誰も覚えていないものより、一つこの膨大な情報量の世界に磨かれた石をそっと置く様に何か僕らの、誰かの心に残る新しい表現ができないか？そう思い立ち、今回この企画をスペースシャワーの皆さんの協力の元開催させていただくこととなりました。

僕自身も学生時代フィルムメイキングを勉強していたこともあり、映像製作しての大変さ、海外と比べて映像機材の感覚が本当に遅れている、そしてそこに対して本当に危機感のない現実を目の当たりにしてきた過去があります。ただアドビのソフトウェアの発達や高性能な機材が安価に手に入るこの世界ではその機材の差みたいなものはなくなってきた様に見えます。それは同時に皆の作るものが同じアルゴリズムで作られてしまう、多様性のなさに繋がっているという側面もある気がします。

ただ音楽も映画も一つ素晴らしい事は、国籍や国境をいとも簡単に超えることのできる自由があるということです。
僕らは毎日映像を見る世界になりました、個々が毎日膨大な情報を発信し、タイムラインの中では何時間もかけた傑作も、何も編集していない撮って出しも、同じ様に扱われてしまいます、映像表現者にはなかなか痺れる世界です。しかしそれは誰でも僕たちの作品にアクセスできる、飛び越えることのできる自由の裏返しでもあるのではないのでしょうか？毎日画面を見つめる僕らの生活にこの膨大な情報量の世界に磨かれた石をそっと置くことは可能でしょうか？
僕はできると思います、誰かが足を止めて僕らの枝葉を愛おしくながめてくれる様なそんな空間、祝祭が作れたらと思います。

ROTH BART BARON 三船雅也