Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 竹野内豊、『イチケイのカラス』で11年ぶり月9主演 黒木華は初の月9で堅物エリート裁判官に

竹野内豊、『イチケイのカラス』で11年ぶり月9主演 黒木華は初の月9で堅物エリート裁判官に

映画

ニュース

リアルサウンド

 竹野内豊が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『イチケイのカラス』が、2021年4月期に放送される。

 2018年に発刊された浅見理都の同名人気コミックを原作とした本作は、裁判官が主人公のリーガルエンターテインメント。馴染みが薄く、冷たいエリートと思われがちな裁判官と裁判所書記官の人間臭く温かみのある活躍を描く。自由奔放で型破りな主人公の刑事裁判官・入間みちおと、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの物語がコミカルに展開される。

 主演の竹野内が演じるみちおは、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称:イチケイ)の刑事裁判官。竹野内が月9に出演するのは、上戸彩と共演したラブストーリー『流れ星』以来実に11年ぶりで、自身初の裁判官役となる。原作上、入間みちおは主人公ではなく、眼鏡をかけた小太りな中年裁判官として描かれているが、原作者の了承のもと、ドラマでは主人公に据え、魂はそのままに風貌がアレンジされている。

 みちおは、絶対に冤罪を生むことのないよう、自らの足で現場検証を行い、事件の真相を明らかにしていく異端な刑事裁判官。ひげを生やし、カジュアルな服装で、ゆるい空気をまとい、とぼけた発言をすることもしばしば。お堅い裁判官のイメージとはほど遠いが、しがらみや偏見、先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持ち、弁護士団と検察官、両方から恐れられているクセ者だ。一方で、一人あたり常に250件前後の事件を担当する刑事裁判官にとって、迅速かつ効率的に事件を処理することも大きな使命のひとつ。「そんなことはお構いなし」と言わんばかりに、マイペースで事件を深掘りしていくみちおに、周囲のイチケイメンバーたちはいつも頭を抱えている。みちおは、実は元弁護士という異色な経歴の持ち主で、裁判官になったみちおの知られざる背景が次第に明らかになっていく。

 みちおと真逆タイプの裁判官・坂間千鶴役を、月9初出演となる黒木華が演じる。原作上、坂間の性別は男性で、坂間真平という堅物な裁判官として登場するが、原作者の了承のもと、ドラマでは性別を女性にし、新たなキャラクターとして描いていく。

 男性社会の法曹界において若くして特例判事補になった坂間は、東大法学部出身で将来を約束されたエリート中のエリートだが、冗談が全く通じない堅物なタイプ。「裁判官が的確かつ速やかに事件を処理することで日本の治安が維持されている」と強烈に自負しており、事件の処理件数が信じられないほど少なく、会社なら倒産レベルの赤字状態であるイチケイを立て直すために異動してきた。迅速さと効率性を求める坂間にとって、みちおの仕事スタイルは全く理解ができずイライラが募るばかり。初めこそ反発してばかりの坂間だったが、事件をただの“案件”ではなく“一人一人の人生”として扱うみちおの信念に気づいたとき、「判決を下すだけではなく、裁判官として何ができるのか」という問いに直面することになる。

 『絶対零度』シリーズの浜田秀哉が脚本を手がけ、劇中音楽を『HERO』シリーズの服部隆之が担当する。

コメント

竹野内豊

【台本を読んだ感想】
今まで、裁判官の方にはお会いしたこともなければ、刑事裁判官という職業に焦点が当たった連ドラも今まで無かったので、台本を読んで、勉強になりました。イチケイメンバーの会話のテンポも良く、一人一人のキャラクターが生きているので、これは面白い作品になるだろうなと思いました。

【法服を着た感想】
袖が広がっていて、手を広げると本当にカラスのようです。

【現場の雰囲気について】
とてもいい方たちばかりです(笑)。まだ、発表できていないイチケイメンバーの方たちも個性的で、イチケイメンバーがそろった時のオフの会話が本当に面白く、笑いの絶えない現場です。

【黒木華について】
変幻自在に役を演じられる日本で貴重な女優さんで、いつか共演してみたいと思っていた方でしたので、今回ご一緒できてうれしかったです。

【演じるうえで心がけたいこと】
人の今後の人生を左右する職業なので、型破りな役ですが、そこは丁寧に演じていかなければと思っています。

【視聴者へのメッセージ】
刑事裁判官に焦点を当てた連続ドラマは初めてとなります。裁判官も、ご覧になってくださる視聴者の皆様と同じ一人の人間だと思うので、“人を裁く”ということがいかに難しいかということを、一緒に考えていけるような作品が作れたらすてきだなと思います。

黒木華

【台本を読んだ感想】
イチケイの皆が個性的で、面白いなと思いました。裁判官という中々取り上げられていない仕事にフォーカスがあてられているのも興味深かったです。

【法服を着た感想】
袖を通すとやはり気が引き締まります。中々着る機会がないと思うので、ありがたいです。

【現場の雰囲気について】
撮影が始まってまだ数日ですが、和気藹々としています。

【竹野内さんについて】
今回初めてご一緒させていただきましたが、みちおさんを独特な雰囲気や、間で、魅力的に演じてらっしゃってすごく楽しいです。

【演じるうえで心がけたいこと】
ただ堅いだけでなく、正義に対して熱い坂間を人間らしく演じられたらと思います。

【視聴者へのメッセージ】
個性的なイチケイの皆と、普段あまり触れることの少ない裁判官という仕事を楽しみつつ見ていただけたらと思います。

原作者・浅見理都

ドラマ化、大変うれしいです! ドラマで再び『イチケイのカラス』のキャラクターに会えるのを、今から楽しみにしています。馴染みのない裁判官という仕事に、興味をもってもらえたらうれしいです!

プロデュース・後藤博幸(フジテレビ第一制作室)

有罪率99.9%-そこに関わる検事や弁護士がドラマで描かれることはよくありますが、その判決を下す裁判官にスポットライトがあたることは意外とありませんでした。今回は、正しい判決をするために奮闘する裁判官たちのその様を、笑いあり、涙あり、サスペンスありでテンポよく描きます。法廷には魅力的なキャラクターが多数登場しますが、中でも、竹野内豊さん演じるみちおの、常識を覆してでも真実を追い求める超マイペースな様、黒木華さん演じる坂間の、冗談の全く通じない堅物エリートっぷりは要注目です!ぜひご家族の皆さんでご覧いただき、元気になっていただいて、この先1週間の糧にしていただければうれしいです。

■放送情報
『イチケイのカラス』
フジテレビ系にて、2021年4月スタート 毎週月曜21:00~21:54放送
出演:竹野内豊、黒木華ほか
原作:浅見理都
脚本:浜田秀哉
音楽:服部隆之
プロデュース:後藤博幸、有賀聡、橋爪駿輝
編成企画: 高田雄貴
演出:田中亮、星野和成、森脇智延、並木道子
制作協力:ケイファクトリー
制作・著作:フジテレビ第一制作室
(c)フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/ichikei/
公式Twitter:@ichikei_cx