平手友梨奈、バラエティ番組で垣間見える人間味溢れる一面 ソロになって以降の出演を振り返る
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2月4日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に、平手友梨奈が出演する。ソロになって早1年、オリジナルのソロ曲「ダンスの理由」を配信リリースし、音楽番組でパフォーマンスを披露する一方、女優として映画『さんかく窓の外側は夜』や『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』に出演。そのプロモーションの一環で、バラエティ番組にも数多く出演し、様々な表情を見せている。今回はソロになって以降のバラエティ出演を中心に振り返りたい。
1月3日放送の『世界の果てまでイッテQ!新春スペシャル!』(日本テレビ系)では、番組MCの内村光良と「筑前博多独楽」に2人で挑戦。内村にとって平手は憧れの人であり、2017年の『第68回NHK紅白歌合戦』では欅坂の「不協和音」を一緒にパフォーマンスしたのも印象的だった。平手をよく知る内村だからこそ、『イッテQ』でのバラエティ番組へのサプライズ登場に「うそでしょ! 本物だよね?」と腰を抜かすのも無理はない。赤ジャージ姿で楽しそうに独楽を習得し、(本人曰く)ダサいダンスで内村を応援する可愛らしさだけでなく、「やる側だとは思わなかったので、ライブ並みにすごく緊張してます」と、本番は完璧なパフォーマンスをしっかりと見せる器用さを見せた。一方、内村の失敗で1時間以上くす玉を持たされほったらかし状態というぞんざいな扱いも。今やクールな印象が強くなっているが、元々はよく笑顔を見せていたので、ファンからは「初期の頃の“てち”(平手の愛称)みたい」という声も多く、平手本来の可愛いらしい笑顔とのギャップに心を掴まれた人も多かったのではないだろうか。
映画『さんかく窓の外側は夜』に出演する岡田将生と志尊淳との“さんかく三兄妹”の仲の良さは、これまで映画の公式SNSなどで数多く見られていたが、その関係性はバラエティ番組でも遺憾無く発揮されている。ソロになって初トークバラエティとなった1月18日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)には志尊と共に出演し、平手を「人懐っこい」と紹介。スマホへのイタズラや、長男目線から岡田に対する平手の“反抗期”などのエピソードを語った。平手を”てち”と呼ぶ志尊に、有田哲平や堀内健も”てち”と言い出し、MCの上田晋也から「勝手に“てち”呼ばわりすんな!」とツッコミを入れられつつ、『てちって言いたいだけ選手権』が勃発。番組が謳っていた「てちとしての新たな扉が開く」結果となった。
1月21日放送の『VS魂』(フジテレビ系)では、映画『さんかく窓の外側は夜』チームで出演。この番組でも岡田と平手がよくケンカしていたことを振り返ったが、そんな2人が、「DAMASHI魂」という2対2の騙し合いバトルで見事なコンビネーションを見せた。「頼もしかったです。チームって分かると支え合わなきゃ」と言う平手に、「もともとチームなんだよ」とツッコミを入れる岡田という、まさに兄妹のようなやり取りも。周囲から愛される平手の“妹感”が引き出されていた。1月24日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に3人が出演した時も、学生時代の話題で「モテた」と言う志尊の話を聞いて「私も言ってみたい」と反応した平手に無茶振りをする場面があった。「すっごいモテたんだよね」と言った瞬間笑い崩れる平手に対し、緊張気味だった平手に「やっと楽しそうな顔になった」という兄目線の岡田の一言から、仲の良さを改めて感じた。
激しいパフォーマンスに裏打ちされた、クールで、シャイで、常に糸が張り詰めているような緊張感が、平手友梨奈という表現者としてのイメージを保っている。それをミステリアスと捉える人もいれば、難しい人、カリスマなど、感じ方も千差万別だ。どこか遠い存在になっていただけに、最近のバラエティ出演では笑い上戸であったり、いたずら好きやいじられキャラなど、人間味溢れる部分が引きだされているように思う。一方で芝居へのストイックさや、年上の共演者にも引かない姿勢など、平手らしいエピソードも豊富で、出演する度に魅力的な一面が見えてくる。バラエティに出演することで、改めて平手友梨奈は面白いと実感させられるのだ。
さて、2月4日放送の『櫻井・有吉THE夜会』では、『ザ・ファブル』で主演を務めるV6・岡田准一と共に出演。予告では「夜会ツボモネア」と題して、芸人たちのコントに表情豊かにリアクションする平手の顔が映しだされている。デビュー当初はお笑い好きでよく笑顔を見せていたが、そんな表情を見せるのか、女優・平手友梨奈として厳しくジャッジするのか、興味深いところ。また今回は“師弟関係”という岡田准一が平手の意外な素顔を暴露するというのも、“さんかく三兄妹”とは異なる新たな魅力の掘り下げが期待できる。