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岩田剛典にバラ108本のサプライズ! 薄いリアクションを指摘され「それが一番辛い(笑)」

映画

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リアルサウンド

 映画×dTVドラマ『名も無き世界のエンドロール』Wヒット記念舞台挨拶イベントが2月4日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催され、映画本編とドラマ上映後の舞台挨拶に岩田剛典、松井愛莉、佐藤祐市監督が登壇した。

 1月29日より公開されている映画『名も無き世界のエンドロール』は、主演を務める岩田と新田真剣佑が表裏一体のバディを演じるサスペンス・エンターテインメント。強い絆で結ばれた幼なじみのキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)が10年もの歳月をかけて、裏と表の世界でのし上がり、日本中を巻き込む壮大な計画を実行するまでの姿を描く。

 さらに、映像配信サービスdTVでは、衝撃の結末を迎える本編のラストから半年後の世界を描いたオリジナルドラマ『Re:名も無き世界のエンドロール ~Half a year later~』を配信中。映画出演キャストたちが再び集結し、ドラマ版オリジナルキャストとして松井、金子ノブアキが出演する。

 拍手に導かれ、登壇者の3人がステージに登場。映画・ドラマともに大ヒットを記録していることを受け、主演の岩田は「公開されてからたくさんの反響をいただきまして、本当に感慨深い思いでいっぱいです」と今の心境を語る。また、映画の監督を務めた佐藤は「今日は短い時間ですが、皆さんと楽しい時間を過ごせたらいいと思いますので、精一杯スベることを言って後で岩ちゃんに怒られるように頑張りたいです(笑)」と早速の冗談で場の空気を和ませた。

 観客は舞台挨拶の前に映画の本編とドラマ全3話を視聴しているため、「疲れちゃったよね?」と気遣う岩田と佐藤。しかし、MCが「でもみなさん会えて嬉しいですよね」と問いかけると、会場から盛大な拍手が巻き起こり二人の顔がほころぶ。

 また、映画を観た周りの人からの感想を聞いたという岩田は「本当にこの作品はご覧になっていただいた皆さん、それぞれに全然違う反応が出てくる。そういうところに作品の魅力があるんだろうなと思います」と本作の魅力を語った。オリジナルドラマからの登場になる松井は、完成した映画を観た感想を「後に色々考えさせられたと言いますか、(幼なじみの)3人の絆が強いからこそ、すごく切なくなるし、胸が締め付けられる思いでした」と述べる。

 また、映画のラストから続くドラマの注目ポイントについて、岩田は「映画が『キダどうなっちゃうの?』という終わり方になっているので、シンプルにそこは後日談として楽しんでほしい」と説明。映画の撮影を行っている時はまだキダの行く末が決まっていなかったようで、佐藤はラストシーン撮影時に岩田と「この後、キダはどうするんだろうね」と話していたという。岩田はその時「生きていくのが辛い」と答えたようだが、佐藤は「どんなに辛いことがあっても生きていく方がいいとは言わない。ただ、その切ない気持ちを僕はキダに乗せたかった」とキダというキャラクターに対する思いを明かした。

 また今回のイベントでは、ゲストからの質問に観客が事前に配られている「○×(マルバツ)」が書かれているボードで答えるコーナーを実施。まずはMCから「恋人にするなら冷静沈着なキダ(○)か猪突猛進タイプのマコト(×)か」という質問が。すると意外にも岩田は自身が演じた「キダ(○)」を選び、その理由として「(マコトとは)テンションが合わなさそう。生きるスピード感が違う」と語る。一方、「マコト(×)」を選んだ松井は「冷静より、一緒にいてワイワイできる方が楽しいかなと思いました」と回答した。

 「ドラマの続きを見たいと思いますか?」という質問には、圧倒的に「○」という回答が多かったが、まさかの「×」を掲げた佐藤。ドラマの続編を作りたくない理由について「キダの人生は皆さんに想像してもらうべきなんじゃないかなと思う。映像にするってことはブレない答えを示してしまうことになるので、むしろこうやって岩ちゃんが話している言葉や映画から何かを拾って、みんなが“キダはこの先どう生きていくんだろう”と考えてくれる方がキダというキャラクターが愛されているんじゃないかな」と自論を明かした。

 イベント終盤には、作中では交渉屋としてうまく太刀振る舞っていた岩田にドッキリが仕掛けられる。質問コーナーの流れでMCが「この会場にいる方で、バラをサプライズでプレゼントしたことがある人は?」という質問を投げかけると、会場にいる観客全員が「○」と回答。岩田が「清々しいくらい○ですね……」と怪訝な様子を見せると、なんと奥から108本のバラの花束が。実は観客にもあらかじめ仕込まれていたサプライズで、座長として映画とドラマの両方を牽引してきた岩田に対する会場にいる全員からのサプライズプレゼントだった。108は「トワ(永遠)」とも読め、大切な人へ想いを伝える場で使われている。今回はキダとマコトがある女性に向けてプロポーズ(=大切な人へ思いを伝える)作戦を実行することや、キダとマコト、そしてヨッチ(山田杏奈)幼なじみ3人の“永遠の絆”を描いていることにちなんで、108本のバラの花束が松井の手から岩田に贈呈された。

 もちろん何も聞かされていない岩田は「だからみんな○だったってことですか?」と戸惑いを見せる。ドッキリの間、ずっとノリノリで白々しい演技を披露していた佐藤が「やっぱり岩ちゃんはリアクションが薄かったね」と残念がると、岩田は「それが一番辛いわ(笑)」と落胆した。

 最後に出演者を代表し、岩田が「1回目と2回目ではまた全然違った感じ方ができる作品だと思いますし、頭の中を真っ白にしてぜひ映画館で観ていただきたい作品なので、一人でも多くの方に伝わればいいなと思っています。感染対策等に気をつけて、万全な状態で安全に映画館でやすらぎのひと時を過ごしていただきたいので、どうかこの作品をよろしくお願いします」とメッセージを述べ、3人は観客に手を振りながら会場を後にした。

■公開情報
『名も無き世界のエンドロール』
全国公開中
出演:岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、石丸謙二郎、大友康平、柄本明
原作:行成薫『名も無き世界のエンドロール』(集英社文庫)
監督:佐藤祐市
主題歌:須田景凪「ゆるる」(WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE)
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、共同テレビジョン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(c)行成薫/集英社 (c)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
公式サイト:www.namonaki.jp
公式Twitter:https://twitter.com/namonaki2021
公式Instagram:http://instagram.com/namonaki2021

■配信情報
『Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~』
dTVにて独占配信中
出演:岩田剛典、新田真剣佑、松井愛莉、山田杏奈、石丸謙二郎、金子ノブアキ、柄本明
原作:行成薫『名も無き世界のエンドロール』(集英社文庫)
総監督:佐藤祐市
監督:菊川誠
脚本:相馬光
主題歌:須田景凪「ゆるる」(WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE)
(c)行成薫/集英社 (c)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
公式サイト:https://namonaki.jp/dtv/