教会連続放火から殺害事件まで R18+映画『ロード・オブ・カオス』日本版予告編公開
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3月26日公開の『ロード・オブ・カオス』の日本版予告編が公開された。
ノルウェー・オスロに拠点を置き、初期ブラック・メタル・シーンの中核的な存在となったバンド、メイヘムは、サタニズム(悪魔崇拝主義)を標榜し、過激なライヴパフォーマンスとコープスペイント(死化粧)で世界のメタルシーンを席捲。同時に、バンドリーダーのユーロニモスは、“誰が一番邪悪か”を競い合うアンダーグラウンド集団「インナーサークル」を結成。活動は過激化し、教会連続放火、暴動、果ては複数の殺人事件まで引き起こし、社会問題に発展した。
本作は、傑作ノンフィクション『ロード・オブ・カオスブラック・メタルの血塗られた歴史』を原作に、世界をリードした音楽と、いまだ解明されていない事件に触れたメイヘムの邪悪ながらも切なく尊く痛々しい青春を描く音楽ドラマ。ブラック・メタルの父であるバンド、バソリーの元ドラマーであり、ローリング・ストーンズ、マドンナ、ポール・マッカートニー、メタリカなどのMVも手掛けるジョナス・アカーランドが監督を務めた。当時のメタルシーン内部にいた監督ならではの演出と、関係者たちへの綿密な取材で当時の音楽と世界観を再現する。
音楽をシガー・ロスが担当し、主人公のユーロニモスをマコーレー・カルキンの実弟、ロリー・カルキンが準備に1年間かけて演じた。また、ヴォーカルのデッドをヴァル・キルマーの息子ジャック・キルマーが演じている。
公開された予告編は、教会連続放火から殺害事件と歯止めが効かずに過激化してゆくインナーサークルとともに、転がり落ちてゆく主人公たちの姿が捉えられている。
また、絶版となっていた本作の原作である『ロード・オブ・カオス ブラック・メタルの血塗られた歴史』が映画公開にあわせ復刊することも決定した。
■公開情報
『ロード・オブ・カオス』
3月26日(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにて公開
出演:ロリー・カルキン、エモリー・コーエン、ジャック・キルマー、スカイ・フェレイラ、ヴォルター・スカルスガルド
監督・脚本:ジョナス・アカーランド
脚本:デニース・マグナソン
原作:『ロード・オブ・カオス ブラック・メタルの血塗られた歴史』(著:マイケル・モイニハン、ディードリック・ソーデリンド)
音楽:シガー・ロス
撮影:パー・M・エクバーグ
編集:リカード・クランツ
原題:LORDS OF CHAOS
字幕監修:川嶋未来(SIGH)
アドバイザー:増田勇一
配給・宣伝:AMGエンタテインメント、SPACE SHOWER FILMS
2018年/イギリス・スウェーデン・ノルウェー合作/アメリカンビスタ/117分/R18+
(c) 2018 Fox Vice Films Holdings, LLC and VICE Media LLC
公式サイト:lordsofchaos.jp