大谷亮平、『監察医 朝顔』での役柄が明らかに 「参加できた事に喜びを感じています」
映画
ニュース
毎週月曜21時よりフジテレビ系で放送されている月9ドラマ『監察医 朝顔』で、大谷亮平が自身初のエンバーマー役に挑む。
『週刊漫画サンデー』(実業之日本社)で連載されていた法医学者と刑事という異色の父娘を描いた同名医療漫画をドラマ化した本作。続編では、2019年夏クール放送の第1シーズンと同様に各話で、主人公で法医学者の万木朝顔(上野樹里)と、父でベテラン刑事の万木平(時任三郎)たちが、さまざまな事件と遺体に相対していく。そして、前作よりも深く、東日本大震災と母の死に朝顔が向き合っていく姿が描かれる。
2月1日放送の第12話では、朝顔たちのもとに、薬物中毒で亡くなった20歳の松野紗英(依田ゆい)の遺体が運ばれてきた。薬物を常習していた紗英の顔はクマがひどく、簡単に毛が抜け落ちてしまい、その毛も薬物の影響で白髪になってしまっており、紗英は白髪を隠すために黒く髪を染めていたようだ。薬物の悲惨さをこれでもかと物語る遺体の状態に、ショックを受ける朝顔たち。紗英は2年前に家出をしており、久方ぶりの対面となった母親の松野翠(黒沢あすか)はあまりの娘の変わりように、もはや涙すら流れず茫然自失する。紗英もこんな形で母親に会いたくなかったであろうと、胸を痛める朝顔は、薬物を使用する前の姿に紗英を戻せないか、と法医学教室で相談をする。すると、あくる日、大学を辞めた夏目茶子(山口智子)と、若林昭信(大谷亮平)が法医学教室に現れた。
2020年11月23日放送の第4話より登場し、謎の男として、たびたび人目を忍んで茶子(山口智子)と会っていた大谷演じる若林。その正体は、特殊な処置で遺体を生前の姿に戻す“エンバーミング”のプロフェッショナルである“エンバーマー”であった。エンバーマーとして最高の技術を有し、アメリカで活躍をしていた若林だったが、まだまだエンバーマーという存在が一般的ではない日本で、エンバーミングを普及させ、エンバーミングを通して総合的に遺族の“グリーフ=悲しみ”に寄り添いたいという思いからグリーフケアアンドサポートという名の会社を設立。よく茶子と会っていたのは、日本で新設するグリーフケアアンドサポートに、茶子をヘッドハンティングするためだった。
若林の姿勢に共感し、大学を辞めてグリーフケアアンドサポートでアシスタントエンバーマーとして日々、勉強中の茶子。そういった茶子の活動を偶然、安岡光子(志田未来)だけが知っていた。朝顔が薬物中毒で亡くなった20歳の松野紗英(依田ゆい)の遺体を「薬物を使用する前の姿に戻せないか」という相談を聞き、茶子に連絡をしたのだった。茶子と若林の登場に、紗英を生前の姿に戻してあげられるのではと色めき立つ朝顔たち。朝顔と茶子はエンバーミングの話をするため、紗英の両親のもとを訪れる。
今期は、毎週日曜22時30分から日本テレビ系で放送中の竹内涼真主演ドラマ『君と世界が終わる日に』にも出演していた大谷。月9ドラマへの出演は、日本でのドラマデビューを飾ることにもなった『ラヴソング』(2016年4月~6月)以来、4年ぶり。今回、自身初のエンバーマーという役どころに挑む。子どもを亡くした親の、胸が張り裂けそうな思い。その思いを受け取っておこなわれる落涙のエンバーミング。さらに検査技師の高橋涼介(中尾明慶)が思いを寄せる、パン屋のアルバイトの北村愛菜(矢作穂香)が、紗英の薬物中毒に関連している疑惑が上がる。
大谷亮平 コメント
出演について
作品同様とても温かみのある現場でした。初めて演じる役でしたが学ぶ事も多く貴重な経験をさせて頂いたなと、参加できた事に喜びを感じています。
エンバーマー役を演じるついて
エンバーマーの役を通して演じているうちに、最後の別れを迎えるにあたり遺族の気持ちを汲み取り、少しでも生前の姿に戻してあげたい、それにより微力ながらも遺族の気持ちに寄り添う事ができればなと、そんな雰囲気に包まれながら撮影が進んで行ったように思います。
視聴者へのメッセージ
エンバーミングそのもののことや、その選択をすることにより別れを迎える遺族の気持ちに何をもたらすのか、ドラマを通して多くの方に知ってもらう機会になれば嬉しいです。
■放送情報
『監察医 朝顔』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00〜放送
(2020年秋・2021年冬2クール連続)
出演:上野樹里、時任三郎、風間俊介、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES)、藤原季節、斉藤陽一郎、坂ノ上 茜、田川隼嗣、宮本茉由、辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、加藤柚凪、戸次重幸、平岩 紙、ともさかりえ、三宅弘城、杉本哲太、板尾創路、山口智子、柄本明、大谷亮平 ほか
原作:『監察医 朝顔』(実業之日本社)
脚本:根本ノンジ
プロデュース:金城綾香
演出:平野眞、阿部雅和
制作:フジテレビ
(c)フジテレビ