韓国のイ・ユンギ監督の名作を基にしたミュージカル、キャスト新たに再演決定 『いつか~one fine day』6月9日開幕
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『いつか~one fine day』 (c)2019,Musical “いつか~one fine day” was developed by conSept LLC.
ミュージカル『いつか~one fine day』が6月9日(水)から20日(日)にかけて、CBGKシブゲキ!!で上演される。
本作は、韓国のイ・ユンギによる映画『ワン・デイ 悲しみが消えるまで』(原題:『One Day』)をベースにした新作ミュージカル。主演の藤岡正明と皆本麻帆のほか、入来茉里、小林タカ鹿、佃井皆美、和田清香が出演、脚本・作詞・演出を板垣恭一、作曲・音楽監督を桑原まこが担当し、「日本のオリジナル・ミュージカルの転換点となる作品になるはず」と評された。
今回はキャストを新たにした再演となる。物語はSYNOPSIS保険調査員のテル(藤岡正明)が主人公。彼は後輩・タマキ(大薮丘)の担当だった仕事を引き継ぐよう新任の上司・クサナギ(藤重政孝)から命じられる。それは交通事故で植物状態の女性・エミ(皆本麻帆)の事故の原因を調べるというものだった。しかし、エミの代理人・マドカ(松原凜子)と友人・トモヒコ(西川大貴)は調査に非協力的で敵対。仕事が進まないなか、病死した妻・マキ(浜崎香帆)のことをまだ整理できずにいるテルに声をかけてきたのは、意識がないはずのエミ。俄かには信じがたいと思いながらも自分にしか見えないエミと交流を重ねるうちに、事故の陰に幼い頃にエミを捨てた消息不明の母親・サオリ(土居裕子)の存在が浮かび上がってくる。
幸せと苦しみの境界線、妻に先立たれた男、昏睡状態の中で心だけ目覚めた女を中心に展開。ふたりは胸の内に抱えた悲しみゆえに巡り会い、互いの心の穴を少しずつ埋め合っていく。しかし、愛する人に突きはなされた絶望はどうすれば癒すことができるのだろうか。いつか、胸を張って笑えるその日を傷つけられた誰かを許せる「いつか」、夢を叶える「いつか」、素直に泣いたり笑ったりできる「いつか」ただ穏やかに過ごせる「いつか」。そして、止まってしまったそれぞれの時間が動き出す「いつか」。いま、あなたにとって大切な人にしてあげられること、それは何ですか?
本作の続報は3月中旬頃に発表。引き続き開幕に期待したい。
■公演情報
『いつか~one fine day』
6月9日(水)~20日(日)
会場:東京・CBGKシブゲキ!!
公式サイト:https://www.consept-s.com/itsuka2021
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