上白石萌音、[ALEXANDROS] 川上洋平らが映画『ライ麦畑で出会ったら』に絶賛コメント
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10月27日に全国ロードショーされる『ライ麦畑で出会ったら』に、上白石萌音や[ALEXANDROS]の川上洋平ら著名人が絶賛コメントを寄せた。
参考:『ライ麦畑でつかまえて』に触発された少年の青春 『ライ麦畑で出会ったら』10月公開決定
本作は、世代を超えて愛されているJ・D・サリンジャーの青春小説『ライ麦畑でつかまえて』に心をば割れた青年の成長を描いた青春映画。1969年、アメリカ・ペンシルベニア州を舞台に、ある日『ライ麦畑でつかまえて』に感銘を受け、演劇として脚色することを思いついた、学校一冴えない高校生のジェイミーが、舞台化に必要な許可を取るため、作者であるサリンジャー探しの旅に出ることを決意する。
メガホンを取ったジェームズ・サドウィズ監督の実体験が基になっている本作。主人公のジェイミーを『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 』のアレックス・ウルフが演じるほか、『マンハッタンに恋をして ~キャリーの日記~』のステファニア・オーウェン、『アダプテーション』のクリス・クーパーらが出演している。
今回、公開に先駆けた本作を鑑賞した著名人計12名からのコメントが到着。上白石や川上らが作品に対する思いを綴っている。
【著名人コメント一覧】
■上白石萌音(女優)
「好き」をピンポイントに刺激されて、終始くすぐったい気持ちでした。
優しく、美しく、心に訴えてきて、気づけば一緒に笑って泣いていました。本と舞台と映画を愛する、全ての人に。
■川上洋平([ALEXANDROS])
学生時代に戻りたいと思った映画はたくさんあるけど、学生になりたいと思った映画はこれが初めてです。
彼ほど真っ直ぐになれる自信はないけれど。何となく今の気分にぴったりの素敵な映画でした。
■南沢奈央(女優)
失敗をして落ち込んで、また進んで、転んで、立ち上がって、……こうして大人になっていくんだよなぁ。
胸がチクチクしながら温かい気持ちになりました。わたしもこんな瑞々しい冒険と逞しい旅をしてみたい…!
■谷村志穂(作家)
クランプトン校の生徒たちみんなが、サリンジャーの描いた子どもたちに見えた瞬間があった。
誰にも頑なに守りたいものがあって、“ライ麦畑”は、それを育ててきた小説だったと改めて感じた。
■青山南(翻訳家)
ホールデンはぼくだ、と共感する主人公の言動のひとつひとつがじつにホールデン的で、まるで『ライ麦畑』を観ているよう。
かの名作はこういうふうに映画にすることもできたのか、と感銘。隠遁者サリンジャーの登場にもびっくりだ。
■東紗友美(映画ソムリエ)
ーライ麦畑の風が全身を吹き抜け、私を解放した。
人はいつの間にか大人になり、冒険心は氷が溶けたオレンジジュースのように薄まって、どんどん日常に埋没していくけれど。
この映画の力を借りれば、大胆な挑戦ができる気がする。
■辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
少年や少女が大人になるのは、性体験だけではないという、アメリカ映画の新機軸に心が浄化されました。
何かに夢中になっている男子からはフェロモンが出ています。
■中江有里(女優 作家)
青春時代にきっと誰もが抱えた孤独、後悔、焦燥、そして夢……そんな感情をまざまざと思い起こした。
主人公ジェイミーがサリンジャーを探し求める旅にひたすら胸打たれる。
■都甲幸治(翻訳家・早稲田大学教授)
誰も会えない作家、サリンジャーを探して高校生が見つけたのは、自分の心の真実だった。
夢のように美しい田園を車で旅しながら、彼は愛や死に向き合い、大人になる。そのまっすぐな力に、僕は大きな勇気をもらった。
■加藤千恵(歌人・小説家)
どんな一冊も、一ページも、一行だって、青春や人生を変えるきっかけになる。
あるいは本じゃなくたって。好きなものによって、もっと遠くまで行けるのだ。それをジェイミーがわたしたちに教えてくれる。
■加藤るみ(タレント)
いつの時代も女の子は男の子よりちょっぴりオトナ。ウブすぎる男の子にやきもきしちゃう。
無我夢中に憧れを追いかけたあの頃。むず痒い青春の痛みを包み込んでくれる、優しい映画。
■山崎まどか(エッセイスト)
サリンジャーを探すティーンのロード・ムーヴィはもはや、アメリカ青春映画の一大ジャンル。
中でもこの映画はハートウォーミングな一本。
(リアルサウンド編集部)