黒木華×野村周平『ビブリア古書堂』新写真 成田凌、夏帆、東出昌大も
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©2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
映画『ビブリア古書堂の事件手帖』の新たな場面写真が公開された。
公開された場面写真では、黒木華演じる栞子、野村周平演じる大輔がビブリア古書堂の本棚の前に並んで立つ様子や、劇中でキーアイテムとなる太宰治の『晩年』を手にした栞子の姿、栞子と大輔、成田凌演じる稲垣の3人が、何者かに破かれた古書を前に呆然とするシーンなどが確認できる。さらに大輔の亡くなった祖母・絹子と嘉雄の恋を描く過去パートの場面写真には、夏帆演じる絹子、東出昌大演じる嘉雄が2人で1冊の本を読む姿や、嘉雄と絹子が抱き合う様子などが写し出されている。
あわせて原作者の三上延と全国の書店員が寄せたコメントも公開。三上は「完成した本編を観て、今回の映画化をお任せしてよかったと思いました。原作の世界観を踏まえたうえで、古書店という舞台や本の見せ方、主人公たちの関係性やロケーションなど、大事なエッセンスを監督やキャストの皆さんがとてもよく汲んで下さったことに感謝しています」と述べている。
11月1日から公開される同作は、鎌倉にある古書店「ビブリア古書堂」の店主・篠川栞子と、店で働き始める本が読めない青年・五浦大輔が、客が持ち込む古書の謎や秘密を解き明かしていく様を描いた三上延の小説シリーズの実写映画版。大輔の亡き祖母の遺品から出てきた夏目漱石の『それから』と、太宰治『晩年』の希少本を巡る秘密から、大輔の人生を変えるある真実が明かされる、というあらすじだ。監督は三島有紀子。
三上延のコメント
完成した本編を観て、今回の映画化をお任せしてよかったと思いました。原作の世界観を踏まえたうえで、古書店という舞台や本の見せ方、主人公たちの関係性やロケーションなど、大事なエッセンスを監督やキャストの皆さんがとてもよく汲んで下さったことに感謝しています。また原作で深く描かなかった過去パートがしっかり描かれているので、映像として観るのは私にとっても新鮮でしたし、演じられている役者さんの演技が素晴らしかったです。
紀伊國屋書店新宿本店のコメント
黒木華さん演じる栞子の語り、涼やかで心地よい。静かながらも切ない恋、人と人との心の触れ合いに見入る綺麗な映画でした。
人の気持ちに疎い栞子と本が読めない大輔。お互いの信条がこれまでと真逆になるシーンが印象に残りました。書泉ブックタワー・リーダーのコメント
あの切通しがとても切ないです。鎌倉が舞台のビブリア古書堂、私も思わず、立ち寄ってみたくなるような素敵な場所でした。華さん演じる栞子さんも、原作そのままのようでとても微笑ましく大輔くんの栞子さんへの甘い想いも感じられて、とても素敵な作品でした。
文教堂赤羽店・文庫担当のコメント
本、1冊1冊に、それぞれの物語があるように紡がれているビブリアの世界観を淡々と映像によって、見事に描いている。この物語を見て、ちょっぴりせつない気持ちになりました。
丸善 博多店・文庫新書担当のコメント
ノスタルジックで美しい映像、ビブリア古書堂を舞台に現代と60年代で交互に進む叙情的な展開。一冊の本に込められた想いに圧倒され、原作を読んでたのにハラハラしどおし。すでに読んでる人にこそオススメしたい映画です。
紀伊國屋書店天神イムズ店のコメント
切通を始めとした鎌倉の素晴らしい実景、古書堂のデザイン・ロケーションの美しさなど、舞台の美しさに目を奪われた。また、現代と過去を違和感なく繋いだのは双方の役者の巧みな芝居あってのものだと感じた。
紀伊國屋書店天神イムズ店のコメント
本との出会いが人の心を揺さぶり、いろんな想いを感じながら、少しずつ成長していく様子に、じんわりと温かい気持ちになりました。人と人を繋ぎ、知らない世界を知ることができる、“本と人”の魅力をたっぷりと感じる作品です。
紀伊國屋書店福岡本店のコメント
暖かくて優しい。切なくてどこか懐かしい。大切な本のことを誰かと話したくなる、そんな気持ちになる映画です。
角川ブックナビのコメント
古書で繋がる現代と過去の2組の男女の想いが、切なくも温かくも感じました。「それから」、「晩年」を、もう一度読み直したいと思います。ありがとうございました。
丸善丸の内本店のコメント
原作ファンも大満足。ドラマの時よりもエピソードが絞られていて対象年齢も高く感じ、大人の作品で素敵な映画でした