オンライン型劇場「THEATRE for ALL」配信中 サウンドロゴは蓮沼執太
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(Illust:Asuka Watanabe、Akari Design:Taeko Isu)
オンライン型劇場「THEATRE for ALL」のプログラムが2月5日から配信されている。
「THEATRE for ALL」は、日本で初めて演劇、ダンス、映画、メディア芸術を対象に、日本語字幕、音声ガイド、手話通訳、多言語対応などを施した動画配信サービス。新型コロナウイルスによって外出困難になった人、障害や疾患のある人、子供、母語が日本語以外の人、芸術に対して「難解さ」かバリアとなり、なじんで来なかった人々などに対して、「開かれた劇場」を目指す。配信作品はオリジナル作品を含む映像作品約30作品、ラーニングプログラム約30本。サウンドロゴは蓮沼執太が手掛けており、映像作品『True Colors FASHION』中での最終作品の記録映像の音楽も担当している。
第3弾配信作品も発表。三好大輔、川内有緒による全盲でありながら美術鑑賞を続ける白鳥建二を追ったドキュメンタリー映画『白い鳥』、2月20日16:00から実施される佐藤雅彦のオンライン授業『映像とコミュニケーションデザイン』、Dance Base Yokohamaの『ダンスのアクセシビリティを考えるラボ~視覚障害者と味わうダンス観賞篇~』、ウィスット・ポンニミットのアニメーション作品『hesheit』、ながめくらしつ×Scale Laboratryの『...の手触り~こころの手触り~』、藤田善宏×益田市石見神楽神和会青年部の『SHOKI -鍾馗-』の6作品となる。
2月27日には白鳥建二がナビゲーターとなり、参加者と共に作品を鑑賞するワークショップを実施。ワークショップの模様は2月28日のトークショーと共に配信される。
また、THEATRE for ALLのスタッフやパートナーと共に、様々な企画を通じて、学び考えていくコミュニティー「THEATRE for ALL LAB」のメンバーを募集中。
蓮沼執太のコメント
今回THEATRE for ALLのサウンドロゴ、及び映像作品『True Colors FASHION』中での最終作品の記録映像にて音楽を担当させていただきました。この世界には、様々な生があります。いま存在している、これから誕生する多種多様な営みに対して、少しでも寄り添えるように制作させていただきました。