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NMB48、新プロジェクト『NAMBATTLE』突然の発表から1カ月 白間美瑠&小嶋花梨&安部若菜が明かす、現在の心境

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リアルサウンド

 2021年1月1日。NMB48がさらなる活性化のため、新プロジェクト『NAMBATTLE ~戦わなNMBちゃうやろっ!~』を始動させた。

 既存のチームN、チームM、チームBIIは解体。7期研究生を含めたメンバー全員を6つのグループに抽選で振り分けるという、AKB48グループとしても史上初の試みだ。誕生したのはグループA「LeopAje」、グループB「みっくすじゅーす」、グループC「W1N-C」、グループD「きゅんmart」、グループE「ちょうぜつかわE」、グループF「FRONTIER」。次回リリース作品の新曲及びMV撮影、新劇場公演などのため、「劇場公演」「配信イベント」「ファン投票」の3つのバトルにて激戦を繰り広げている。その決着がつくのが、3月2日にオリックス劇場で開催される決勝大会だ。

 リアルサウンドでは前後編として、『NAMBATTLE』についてのインタビューをお届け。まずは、みっくすじゅーすのリーダーを務める白間美瑠、NMB48のキャプテンである小嶋花梨、FRONTIERの副リーダーを担当する安部若菜の3名に『NAMBATTLE』がスタートしてのグループの変化と結成10周年の振り返り、決勝大会の翌日に卒業コンサートを行う山本彩加についてを聞いた。メラメラと燃え上がっている今のNMB48の雰囲気を感じてほしい。(渡辺彰浩)

3人が考える、次の10年を担う“次世代”という肩書き

ーーNMB48にとって結成10周年となった2020年を振り返ると、どのような1年でしたか?

小嶋花梨(以下、小嶋):想像していた10周年を迎えることはできなかった気持ちはあるんですけど、今できることはなんなのかと一生懸命に動けた1年だったと思います。大阪城ホールで開催した10周年ライブ(『NMB48 10th Anniversary LIVE~心を一つに、One for all,All for one~』)で一番最初に「誰かのために」を歌ったんですよね。あの景色は今でもしっかりと目に焼き付いていて、ファンのみなさんの前で何かを届けることができるって本当にありがたいことなんだと、今でもはっきりと覚えています。

安部若菜(以下、安部):前半はコロナで止まっていた感じがあったんですけど、『難波自宅警備隊』などNMB48としていろんな配信の中で、一人ひとりが個性を出せた1年だったと思います。私も料理や司会をしたりといろんなことに挑戦させてもらえました。

NMB48の難波自宅警備隊#95 [オンライン商品開発会議 ] 安部若菜 杉浦琴音 原かれん 前田令子

白間美瑠(以下、白間):「NMB48をもっと大きくしよう」という同じ目標に向かってしっかり話し合えた期間でもありました。また一つみんなで自信が持てる10周年だったなと思います。

ーー10周年の一つの象徴となったのが、小嶋さんからも挙がった10周年ライブですが、お2人にとってはどのようなライブになりましたか?

白間:今までの周年の中でも気合が入った、NMB48をより引っ張っていこうという気持ちが強く芽生えたコンサートです。1周年からずっとやってきていますが、一番NMB48が熱いと思えた周年だったなと思います。

安部:私は「恋なんかNo thank you!」で初めて選抜に選んでいただいた後のコンサートだったので、今までよりもポジションが前になっていたりして、まだ自分でいっぱいいっぱいだったんですけど、やらなくちゃいけないという気持ちが強くなりました。

ーーその翌日には同じ大阪城ホールで『NMB48 次世代コンサート~難波しか勝たん!~』が開催されました。出演していた小嶋さん、安部さんはいかがでしたか?

小嶋:塩月希依音ちゃんにリーダーの役割を任せたりして、みんなに“次の時代を背負っていくのは自分たちなんだよ”っていう気持ちを持って欲しかったライブだったんです。みんなにその意識が少しでも芽生えたのならやってよかったコンサートだったのかなと思いますが、自分としてはまだまだだったと感じたので、ステージ上でもう一度やらせてほしいと宣言しました。

安部:同期の塩月希依音ちゃんがリーダーをしていたので、年下に任せてられない気持ちもありましたし、先輩がごっそりいないコンサートは初めてだったので、下の後輩にMCとかを教えたりするのも自分が中心になっていかないといけないって、このライブですごく思いました。

ーー次の10年を担う存在としては“次世代”なのかもしれませんが、小嶋さんをはじめとした5期生や安部さんのドラフト3期生、その下の6期生とNMB48にとってはすでにエースとして活躍しているメンバーが多くいます。“次世代”という肩書きについてはどのように感じていますか?

小嶋:自分自身も次世代というコンサートにすごく違和感を感じていたので、その言葉が正しいのかは今も分からないんですけど、そういう名前を付けられることによって自分たちの意識も変わっていったりするものだと思うんです。若いメンバーに自分たちが引っ張るという意識を持たせるためにはよかったのかなとは思います。

安部:『次世代コンサート』の時は、まだまだドラ3(ドラフト3期生)は次の世代だと思っていたんですけど、4年目に入ってからは中心になっていなきゃいけないというのを強く感じています。

ーー白間さんは次世代という言葉についてはどう思っていますか?

白間:次世代っていう言葉に甘えちゃうんですよ。次世代やから前に押してもらえることもあるし、目立たせてもえることもあるので。次世代って言われている時に、どう自分で覚悟を持って進めるかが勝負だと思うし、自分が輝いていくところ。後輩たちには今をしっかり考えながら目標を持って頑張ってもらいたいなと思います。次世代と呼ばれている間に。

ーー白間さんもかつては“ふぅみる”(矢倉楓子とのコンビ)として次世代のメンバーに選ばれていたわけですもんね。

白間:そうですね。次世代って付くだけでセンターを任せてもらえたりとか、浮かれたり甘えちゃう部分はあります。その時にどれだけ自分に甘えずに頑張れるかですよね。

ーー10月には『NMB48 吉田朱里卒業コンサート~さよならピンクさよならアイドル~』、12月には『NMB48村瀬紗英 卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜』と卒業コンサートが続きました。

小嶋:朱里さんは自分がキャプテンになってから、ずっとそばで支えてくださったり、いろんなアドバイスもくれて、本当に2年間キャプテンを頑張れたのは朱里さんのおかげで、その感謝の気持ちが爆発した瞬間でした。寂しかったけど、すごいキラキラしてる朱里さんが見れたのは私も嬉しかったです。紗英さんのコンサートは卒業を発表してからすごくあっという間だったので、儚さが一段と際立っていたなという印象で、ずっと紗英さんの顔を拝んでいました。

NMB48 LIVE ダイジェスト 2020年10月24日 「NMB48 吉田朱里 卒業コンサート~さよならピンクさよならアイドル~」大阪城ホール

安部:アカリンさんは後輩のことも気にかけてくださっていて、グループにいるだけじゃなくて自分からやっていかないと駄目だということをすごく教えてくださった方でした。最後まで目に焼き付けていかないといけないコンサートでしたね。紗英さんは毎日WEAR(ファッションコーディネートアプリ)を更新されていたり、陰での努力家なところもかっこいいなと思っていたので、そんな素敵でかっこいいが詰まっていたコンサートでした。

白間:アカリンは努力の賜物だなと思います。だって、いろんな壁があって順調に進んできたわけではないけど、自分の努力によって最後、あんな綺麗な素晴らしい形で卒業できて。今までいろんな1期生の卒業を見てきたけど、一番かっこいいなって思いました。それはもうアカリンの努力だなってすごく思います。さえぴーはただただ美しかった……(笑)。NMB48をより華やかにしてくれたメンバーでしたね。

NMB48劇場公演 ダイジェスト 2020年12月14日 村瀬紗英卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜

ーー白間さんは10年間活動してきた唯一のメンバーになりましたね。

白間:最後の一人っていうのがびっくりなんですけど。1期生の中で妹的存在で入ってきて、最後の1期生になるのは自分やと思ってたし、ずっとなりたいなと思っていたので。NMB48の初めから今までを見てきてるのは私だけですし、しっかり後輩に届けられることは届けたいなと思っています。

ーーこうして振り返ってきた4つのコンサートが『NMB48 4 LIVE COLLECTION 2020』としてパッケージ化されるわけですが、みなさんが一つ見所を紹介するとしたらどこになりますか?

小嶋:私は『次世代コンサート』の中の、自分たちの楽曲ではないんですけど「ガールズルール」を披露したところです。自分的にはそれを激推ししていて、NMB48を知らない方に届けるためのきっかけを作らないといけないなと思ってYouTube公開にしてもらったり、メンバー構成もこだわった部分です。

NMB48 次世代コンサート

安部:私も『次世代コンサート』で、「マジジョテッペンブルース」をみんなで歌わせていただいて、その前の小芝居から茶番を真剣にやるのはNMB48らしいなというイメージがあって。それを若手だけでやっているのも、グループを引き継いでいることを感じていただけるんじゃないかなと思います。

白間:10周年コンサートの頭4曲(「誰かのために」「夢は逃げない」「理不尽ボール」「最後のカタルシス」)に、NMB48の熱い思いを詰め込んでいて、やる気、覚悟が伝わると思うので、そこを観てもらいたいなと思います。

小嶋「大人たちの悪巧みを感じました(笑)」

ーーここからは11年目のフェーズとして、1月1日より新たに始動した『NAMBATTLE』のプロジェクトについて聞いていきたいと思います。まずは発表された際の心境から教えて下さい。

小嶋:チーム解体に一番びっくりしました。チームがあることが当たり前だったし、解体なんてことはAKB48グループでもなかったことだったので、また何かしようとしてるなっていう大人たちの悪巧みを感じました(笑)。でも、1月1日から何か始めようとしていることに誇りを感じたし、マイナスな気持ちにはならなかったです。どちらかというと最初から楽しみでした。

安部:私は『NAMBATTLE』が始まることに、ワクワクするっていうのが最初にあって、初めての取り組みっていうのもありますし、くじ引きで決めったメンバーがどういう化学反応を起こすんやろっていう楽しみが大きかったです。

白間:私も楽しみが大きくて、やっと来たかって感じですね。初期の頃にも、CM争奪戦とかそういう戦いは多かったんですよ。NMB48らしいものが来たなってワクワクしました。

ーーまさに“戦わなNMBちゃう”という精神ですか?

白間:そうですね。戦わな成長もないと思いますし、自信もつかないと思うので、私も戦いは大好きなので楽しみやなっていうのは大きかったです。

ーー白間さんはYouTubeチャンネルで公開されている「NAMBATTLE密着#1 メンバーインタビュー」の中で、「昔のNMB48の良さが出せる。びっくりなことが毎日起こっていた」と振り返っていましたね。

白間:こういうバトルが毎日のように起こっていたので、逆に何で今までなかったんやろって、久しぶりやなって感じですね。

ーー小嶋さんは「初期の感覚を思い出す」と話していました。

小嶋:私も美瑠さんと同じで競い合うのが好きなんですよ。競うことで悔しいとか、嫌だな、逃げたいっていう気持ちが出てきたとしても、その感情が味わえていることがすごくいいことだなって思うし、そういうのはバトルがあるからこそ感じられることだと思うので。加入当初は負けたくないっていう感情を胸に、ライバル意識を持ってやっていたので、その時の感情が蘇ってきた感覚がありました。

ーー『NAMBATTLE』が始まってから、グループ全体の雰囲気は変わりましたか?

小嶋:グループ毎にみんながライバル意識してるのを感じるし、私の周りのメンバーは全グループの公演を観て、自分たちのグループと見比べていいところを盗もうとしたり、自分たちの反省点を見つけたりしています。今まで点数を付けられることはなかったので、いい環境だなって思っています。

安部:日々どんどん成長できてるのを実感しています。一番後輩の7期生の子も「こうしたらいいんじゃないですか」って意見を出してくれるようになったり、ほかのグループの公演を観るのもそうなんですけど、ライバルから感想を教えてもらったり、それをみんなに伝えたりして、成長してるなって感じます。

ーー6グループそれぞれのリーダーの顔ぶれも、いわゆる次世代メンバーが中心に揃った印象です。

小嶋:私もキャプテンになってからは、自分のことだけじゃなく、グループのことを考える時間がより増えて、メンバーのことを見ることだったり、客観的にグループの見え方ってどうなんだろうって、本当に視野が広がったんですよ。だから、みんなにもそういう感情やグループ、自分への責任をもっと持って欲しかったから、若い世代から立候補でリーダーが決まっていったのが嬉しかったし、美瑠さんがリーダーをしている姿が見れているのも嬉しいです。

ーー白間さんについては1期生として、NMB48の精神を後輩に引き継いでいるような、また別の意味合いを感じさせます。

白間:私は、しっかり後輩メンバーの背中を押してどんどん自分から行っていいんだよって、自信をつけてあげたいなと思ってリーダーになりましたね。10年間やってきて初めてなので、自分もまた成長できるなと思ったし。

ーーリーダーというような立場は初めてなんですね。意外です。

白間:そうなんですよ。やってることを見せるタイプなので、口で言うのが苦手なんですよ。でも、言わないと伝わらないこともあるし、リーダーになったら言うしかないので。言えることはどんどん言っていきたいと思います。みんなが成長できるなら。

ーー白間さんとしてもこの『NAMBATTLE』が成長できるタイミングですね。

白間:10年間やってきても、まだまだ成長できることはいっぱいあるんだよっていう。

ーー安部さんは副リーダーという立場です。

安部:リーダーに任せっきりじゃなく自分もやらなきゃとも思いますし、若手がリーダーをやっているグループがあるので、以前のチームでやっていた時よりも意見が言いやすくなってやりやすいなというのもあります。

ーー『NAMBATTLE』は、昨年9月にお披露目となったばかりの7期研究生も参加していることが大きな特徴でもあります。この『NAMBATTLE』公演で初めて劇場デビューを果たすメンバーも多くいる中で、みなさんにとって7期生はどのような存在ですか?

小嶋:7期生には期待しています。先輩から得られることはたくさんあると思うから、この機会を通して7期生の意識が変わったらと思います。自分自身も先輩と公演に立って、直接見て学んだことが一番多かったし、それが一番変われると思うんですよ。だから自分のグループにいる7期生も、この期間でかなり成長したし、よくついてこれてるなって思います。

安部:グループの7期生2人がいてくれてることでほかの先輩メンバーもちゃんとしたとこを見せないとと思えますし、7期生にもこのグループでよかったって思ってもらえるように一緒になってやっていきたいです。

ーー安部さんはTwitterで「瓶野神音ちゃん、、かわいい、、」とつぶやいてましたけど(笑)。

安部:そうですね(笑)。7期生がTwitterをやっていないので、いろいろ載せたりしてたりするんですけど、可愛くてたまらないですね。13歳っていうのが衝撃で。

ーー白間さんは7期生についていかがですか?

白間:必死に頑張ってて可愛いですね。この『NAMBATTLE』が終わる頃にどれだけ成長してるのかが楽しみです。公演に初めて立つ子もいたので、今が一番頑張り時やし、ステージに立つことが怖いと感じることもあるかもしれないけど、それを先輩メンバーがどれだけ成長の場にしてあげられるかもそうですし、どれだけ自分の殻を破れるのかも。7期生のみんなが楽しみです。

ーー折坂心春さんとは配信イベントに一緒に出ていましたよね。

白間:こはたん、可愛い(笑)。ダンスがめちゃくちゃ苦手なんですよ。昔の自分を見ているようで、気を引き締めてもらえるし、もっとこうやって教えてあげたらダンスが上手くなるんかなとか。毎日練習してきてるのが伝わる時もあって、「こないだ出来んかったところが出来るようになったやん!」って教えてる側も嬉しくなりますね。

ーー黒田楓和さんは、7期生ながらすでに劇場公演でセンターとして活躍している期待のメンバーです。

白間:楓和ちゃんは下を向きがちなんですよ。あんなスタイルもいいし、どこにいても目立つと思うから、自信をつけてあげられたらと思いますね。

ーー小嶋さんは“大島いじり”をされる一幕もありました(笑)。

小嶋:そうですね(笑)。佐月愛果ちゃんは本当に肝が座っていて、怯まずに接してくれるので、7期生とそういう掛け合いが出来るのは嬉しかったです。

白間「新しい戦いを求めたいですね」

ーーここでみなさんが所属するグループをそれぞれ紹介してほしいのですが、まずは白間さんのみっくすじゅーすはどのようなグループですか?

白間:みっくすじゅーすは可愛いの寄せ集めですね。元気可愛いだったり、ぶりっ子可愛い、ふわふわした可愛さだったり。どこを見ても可愛いが貰えるメンバーだなと思います。

ーー公演では梅山恋和さんが積極的にリーダーシップを取っている姿も印象的です。

白間:恋和には、これからのNMB48を引っ張っていく、熱い気持ちを持ってもらいたいと思っているので、「難波愛」だったりかっこいい曲も恋和をセンターにしています。力強さが恋和には欲しいなと思ったので、そういう部分では恋和を選んでいるところもありますね。

ーー現時点でほかのグループに負けていないポイント、公演を終えての課題はありますか?

白間:可愛さは負けてないと思うんですけど、改善する点はめちゃくちゃありましたね。自分の意見を言わない子が集まっているんですよ。MCでもそういうところが出ちゃってるので。人任せにせず、もっとグイグイ来ていいんだよっていうのが改善すべき点だなと思います。

ーー2人から見た、みっくすじゅーすはどうですか?

小嶋:くじ引きをした時点で「あーもう素晴らしい。王道アイドルのグループが出来たな」って思いました。私の一推しグループなんですけど、アイドルファンが求めてる要素は、みっくすじゅーすが一番多く持ってるとすごく感じました。これからNMB48を引っ張っていくであろう子たちが揃ってるグループだからこそ、期待度が高い分、もっと強さとかいろんな表情のみっくすじゅーすが求めたくなるんだなと思いました。

安部:ちょっとの仕草も可愛くって、アイドル力がすごいのは公演を観ても伝わってきました。FRONTIER的には点数の差が一番近かった(1クール目)グループなので、みんなで勝手にライバル視してます(笑)。可愛いところも真似したいなと思うところは多いですね。

白間:そんな期待されてるメンバーがいるからこそ、もっと上に行かないといけなかったのに、圧倒できなかったのがめちゃくちゃ悔しいですね。

ーーでは、きゅんmartについて、小嶋さんお願いします。

小嶋:経験値の高いメンバーが多かったり、安定感がすごいです。キャプテン経歴があるメンバーも私と(渋谷)凪咲さんがいるし、希依音は『次世代コンサート』でもリーダーをしていることもあって、ぎこちなさがない。みんな周りを見られるのでバランスはいいのかなと。ダンスの苦手なわかニャン(隅野和奏)が一生懸命ついてきてくれていることも、きゅんmartにとっていい刺激になりますし、凪咲さんは仕事がお忙しい中でも一番練習しているんじゃないかってくらいで。本番初日も朝一番に来ていたのは凪咲さんだったりして、そういう姿を見せてくれているから、みんなが刺激し合ってお互いを尊重し合っていられるなって思います。初日の公演の前には全員で円になって、それぞれのいいところを言い合ったりして和む感じです。

ーー公演のアンコールで披露した「嘘つきマシーン」は前日に振り入れをしたとのことですね。

小嶋:そうなんですよ。リハーサルが始まったのが本番まで24時間を切っていたんです。大変だったんですけど、よく7期生はついてきてくれたなって思います。あのスピードについてくるにはまだ加入の時期的にも早すぎるんじゃないかなと思うけど、2人はかなり成長してるなって感じます。

ーー2人から見て、きゅんmartはどういった印象ですか?

白間:みんな仲良しって感じでMCの団結力がすごかったですね。みんな心が通じ合ってるんだなって観ていて思いました。

安部:曲中に目を合わせるとかもしてはったり、楽しそうって思いました。こっちも笑顔になっちゃうようなグループやなと思います。

小嶋:やっぱりそうかって感じです(笑)。

一同:ははははは(笑)。

小嶋:周りからもいい雰囲気なのが伝わってるのがよかったなとは思います。

ーー安部さんの所属するFRONTIERはどのようなグループですか?

安部:FRONTIERは一番素直な人が集まってるんじゃないかなってくらい、みんなで意見を出し合ったりしていて、振付を揃えたりするのも得意なんですけど、FRONTIERと言えばというものがまだなくって、どんなイメージを作っていくのかが課題です。一番何が起こるのかが分からないグループなのかなと思います。

ーー公演で「FRONTIERは“課題は勉強”」だと言っていましたね(笑)。

安部:リーダーが字を読めないので(笑)。レッスン中でも「その言葉ってそういう意味やったんや」とか。

白間:可愛い(笑)。

ーーリーダーの中野美来さんは、小嶋チームBIIの解体に涙を流し、その悔しさをバネにFRONTIERでリーダーに立候補したメンバーですよね。

小嶋:唯一、一人だけ涙を流してくれたので嬉しかったです。美来はもともとそういう強い気持ちを持ってる子というのは知っていたので、それをしっかり行動に移そうとしてくれているのはすごく嬉しいです。一生懸命な分、空回りするところもあったりすると思うから、わかぽん(安部若菜)がちゃんと副リーダーで付き添ってくれていることが私は安心して見ていられます。

ーー3月2日にはオリックス劇場で『NAMBATTLE ~戦わなNMBちゃうやろっ!~』決勝大会が開催されます。

小嶋:決勝大会で何をするのかを私たちも知らないのでビクビクしていますけど、最終日にみんながバチバチとバトルをして、より全員の気持ちがもっと強くなったらと思います。

ーーその翌日には『山本彩加卒業コンサート 〜最後の一色〜』が開催されます。白間さんは先輩として、小嶋さんは同期として、安部さんは後輩としての視点から、山本彩加さんがどのようなメンバーだったのかを聞かせてください。

白間:あーやんはめちゃくちゃしっかり者で、NMB48のこれからを引っ張ってくれるんだろうなっていう時に卒業ということで悲しかったんですけど、後輩に伝えることはたくさん伝えてくれたと思うし、私にとってあーやんはいろいろしてくれた優しい、後輩の中でもめっちゃ仲いいメンバーですね。ご飯行ったりとか、ホテルの部屋に泊まりに行ったり、化粧を落としてくれたりだとか(笑)。後輩なんですけどお姉ちゃんみたいな、でも可愛い部分もあったり。だから寂しいですね。もっとNMB48にいて欲しかったなというのはあります。

小嶋:同期としては誰よりも先頭に立って5期生に刺激をくれた存在でした。あーやんがいたから5期生みんなが背中を追うように選抜入りを果たしたり、自分の強みはなんだろうと見つけられていました。ずっとチームも一緒でどんな活動においてもあーやんがいたから、私がキャプテンとして見えない部分をあーやんが補ってくれていただろうし。『10周年記念コンサート』や『次世代コンサート』の時に、ずっと一緒に後輩の面倒を見てくれたりして、私はキャプテンとして、あーやんはエースとして2人で違う立場からNMB48を引っ張っていく存在になれるのかなって感じていた部分があったから、そうなれなくなったのは寂しいです。でも、卒業の理由自体もあーやんらしいから止める気持ちもなかったし、応援するしかないなって思います。

安部:まさにお手本となる先輩やなっていつも思っていて、レッスンでも覚えてない時を見たことがなかったり、「あーやんさんだったら絶対覚えてくるから自分達も覚えていこう」みたいな会話があったりだとか。現場でも挨拶だったりを全部きっちりされていて、アイドルに教科書があったら絶対この人なんやろうなっていう先輩です。

ーー『NAMBATTLE』を通じて、NMB48はどのように変わっていきそうですか?

小嶋:初めての役割を担当してみて気づいたこともあったと思うし、自分に対しても、グループに対しても責任感が芽生えたんじゃないかなって思うので、NMB48としてどれだけ成長したのかが分かる何かができたらなとは思っています。

白間:この『NAMBATTLE』でグループでまた大きくなって。一人ひとりがいろんなことに挑戦していって強くなっていったからこそ、また戦いをしたいですよね(笑)。グループじゃなくて次は一人ひとりみたいな。

小嶋:したい! したい!

白間:また一つ上の段階に行けるのかなって。まずは『NAMBATTLE』でグループとしての熱さだったり、成長をしてからの話ですけど。常に戦っていくのは大事やなって、『NAMBATTLE』を通して思います。新しい戦いを求めたいですね。

ーーバトルが癖になっちゃってますね(笑)。

白間:そうですね。NMB48なんで(笑)。

ーー次のシングルはAKB48グループとしても異例の作品になりそうですよね。NMB48の独自のカラーがさらに強まったプロジェクトというか。

白間:もともとNMB48ってそんな感じだったっていうのを思い出させるような企画でもあるなと思いました。シングルにしてもちょっとぶっ飛んでる曲とか歌詞だったり、NMB48に求められてるのって普通のものじゃなくて「そんなことをしちゃうの!?」ってびっくりするようなことだと思うので、またそれが徐々に戻りつつあるのかなと思いますね。

ーー新たな兆しとしては、最近は劇場公演にまた新規の女性ファンが増えているそうですね。

小嶋:かなり増えてるみたいですね。SNSの活動が主になってきていたので、若い女の子たちが注目して観に来てくれている印象です。すごいキャピキャピなふわふわ文字のうちわを持ってくる子も増えてきて。

安部:もともと好きだったけど、この『NAMBATTLE』をきっかけにDMM(NMB48 LIVE!! ON DEMAND)に入ったっていう女の子もけっこういたりして、以前のチームと比べて少人数で公演をするのもよかったのかなと思います。

■公演概要
『NAMBATTLE公演~舞~』3クール目
2月15日(月)18:30開演 W1N-C
2月16日(火)18:30開演 みっくすじゅーす
2月18日(木)18:30開演 LeopAje
2月19日(金)18:30開演 きゅんmart
2月20日(土)13:00開演 ちょうぜつかわE
2月20日(土)18:00開演 FRONTIER

NMB48の劇場公演は【NMB48 LIVE!! ON DEMAND】および【VR SQUARE NMB48チャンネル】で全編視聴可能

『NAMBATTLE~戦わなNMBちゃうやろっ!』詳細
<劇場公演について>
約1時間のセットリスト公演を行い、審査員が100点満点で採点。
順位に応じた「ナンバッジ」を獲得できる。
・1位 10ナンバッジ
・2位 8ナンバッジ
・3位 6ナンバッジ
・4位 4ナンバッジ
・5位 2ナンバッジ
・6位 1ナンバッジ

<生配信イベントについて>
「運」「体」「知」「伝」「笑」をテーマに毎週日曜日に生配信
各グループから代表メンバー2名が出演
・1位 5ナンバッジ
・2位 4ナンバッジ
・3位 3ナンバッジ
・4位 2ナンバッジ
・5位 1ナンバッジ
・6位 0ナンバッジ

<ファン投票について>
ファンの皆さんには応援したいグループに投票可能
【投票権】
NMB48 Mobile/NMB48 Mobile Mail
DMM NMB48 LIVE!! ON DEMAND
新YNN NMB48 CHANNELの会員
(※1アカウントで1 票投票が可能。投票期間は4回有り)

NMB48「NAMBATTLE〜戦わなNMBちゃうやろっ!〜」決勝大会 オンライン配信チケットはこちら

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