Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 水川あさみが毎日映画コン主演賞受賞「この役は一生忘れない」、森山未來は抱負述べる

水川あさみが毎日映画コン主演賞受賞「この役は一生忘れない」、森山未來は抱負述べる

映画

ニュース

ナタリー

第75回毎日映画コンクール表彰式に出席した水川あさみ。

第75回毎日映画コンクールの表彰式が本日2月17日に東京・めぐろパーシモンホールで開催され、主演女優賞と主演男優賞に輝いた水川あさみと森山未來が登壇した。

「喜劇 愛妻物語」で同賞を手にした水川は「賞を獲るとこんなふうに作品と長く関わることができて、うれしい気持ちになれるんだと噛み締めています」としみじみ。「運命的に出会った役だったので、きっと一生忘れることはありません。個性的なスタッフが集まってこの作品ができました」と礼を述べた。「皆さんに感謝して、またこの場所に立てるよう日々精進し、しなやかな味わいのある俳優になれたら」と意気込み、「作品との出合いは縁。素晴らしい作り手に出会えるよう、映画に真面目に向き合っていきたい」と続ける。

「アンダードッグ」の演技が評価された森山は、水川と助演男優賞を獲った宇野祥平も本作に参加していることに言及。「宇野さんはサウナの店員役でした。そのシーンの撮影終わりに『よかったら今度、試合のシーンの撮影を見に来てください』と言ったら、当日にふらっと現れてくれた。そのおかげでこの賞がいただけているのでは」と冗談めかして話す。

さらに「このボクシングという世界を知れば知るほど……」と少し考え込み、「技術、若さ、気力が必要だけど、それだけでは片付けられない。1つのパンチで命運が分かれる、あまりに過酷な世界だと痛感しました」とコメント。自身が演じた役・晃については「自分の力ではどうしようもできない、運命によってなかなか這い上がれない人物」と説明し、「この映画は出会いを経て自分をもう一度立ち上げていく物語」と表現する。「この時期、自分では選択できない境遇によって苦しめられている方もいるかと思います。その方たちの後押しになる映画になれば」と真摯に言葉を紡いだ。

そして森山は「この作品に携わって、自分自身もぐっと底上げされた。どんどん複雑な世の中になっている気もしますが、シンプルに柔軟に、表現の世界を謳歌していけたら」と今後の抱負を述べる。最後に、会場へは自転車に乗ってやって来たことを明かした。

なお映画ナタリーでは、引き続き表彰式の様子を引き続きレポートする。