広瀬すず“冬のキャンプ”でなにを思う? 温度や匂いまで伝える表情の豊かさ
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女優の広瀬すずが2月10日発売の『週刊少年マガジン』11号の表紙&巻頭グラビアに登場した。あたたかそうなジャンパーに身を包み、12ページの巻頭グラビアを披露している。
2本のスペシャルドラマに登場
今や日本映画界に欠かせない存在となった若手女優の広瀬すず。映画『海街diary』や『ちはやふる』シリーズなどの出演作では新人賞や女優賞を受賞。アニメ映画『バケモノの子』や『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』では声優にも挑戦するなど、代表作をあげればキリがない。
2019年にはNHK連続テレビ小説100作目となる『なつぞら』でヒロイン役を務め、2020年にはアパレルブランド「ルイ・ヴィトン」のアンバサダーにも就任。これらの経歴を辿るだけでもその多彩さに驚かされるし、何より毎年と言っていいほど新しいチャレンジをしていることから、まだまだ秘めたる才能があるのではないかと期待をしてしまう。
この春には、WOWOWドラマ『あんのリリック – -桜木杏、俳句はじめてみました-』とテレビ朝日スペシャルドラマ『エアガール』の2本のドラマに出演。『あんのリリック – -桜木杏、俳句はじめてみました-』は俳句とラップを掛け合わせた言葉の青春ストーリーとなっており、ラップ好きの大学生を演じ、一方の『エアガール』では、昭和時代を舞台に戦後初のキャビンアテンダント=エアガールを演じている。時代背景もテーマも異なる二つのドラマで、広瀬すずはどのような演技を見せてくれるだろうか。幅広い演技力に、改めて彼女の女優魂が感じられるはずだ。
冬のあったかキャンプ
冬のキャンプシーンを演出した長閑なグラビア。パーマがかったヘアスタイルにグレーのネイル、濃いめのピンク色のリップが、広瀬すずを普段以上に大人っぽく見せる。ネイビーとオリーブグリーンによる配色のアウトドア向けのジャンパーは、首元にもこもこがついていてあたたかそうだ。
広瀬すずは、表情で感情を伝えるのがうまい。受け手側の想像の余地は残しつつ、写真には写っていない景色やその場の温度、匂いを伝え、360度、目の前にその景色が広がっているかのような錯覚を起こしてくれる。映画のなかに生きる人だからだろうか。自然な一挙一動にも、些細な感情が隠れているように感じるのだ。
のんびりとした時間のなかで訪れる小さなドラマ。特別な出来事などなくても心は動くし、そこから大切な物語が広がっていくこともある。広瀬すずの何気ない表情によって、見落としがちなワクワクに気づかされる。寒い日のあたたかい日差し。なんでもない1日こそ、大切にしたいと思える長閑さだ。
■とり
日々グラビアに勇気と希望をもらって生きており、 グラビアを熱くドラマチックに語るのが趣味。 読んだ後に心が豊かになるような文章を心がけています。 好物はカレーとサーモンです。Twitter、note。
■書籍情報
『週刊少年マガジン』11号
定価:300円(税込/電子版)
出版社:講談社
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