“違法宝くじ”で一攫千金を狙え!孤児の少年描くベトナム映画「走れロム」公開
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「走れロム」
第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門で最優秀作品賞を受賞したベトナム映画「Rom」が「走れロム」の邦題で、6月より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開される。
本作はベトナムにおいて社会問題にもなっているという“違法宝くじ”を題材にした犯罪ドラマ。舞台はサイゴンの路地裏にある古い集合住宅だ。詐欺師にだまされ多額の借金を背負った住民たちは、アパートを維持するため違法宝くじに熱中していた。そこで当選番号の予想屋として生計を立てる14歳の孤児ロムは、立ち退きを迫られる住民たちを救うため、そして生き別れになった両親を捜すため、一攫千金の賭けに出る。
監督を務めたのは、本作が長編デビュー作となる新鋭チャン・タン・フイ。チャン・アン・コアがロムを演じ、「青いパパイヤの香り」「ノルウェイの森」のトラン・アン・ユンがプロデューサーとして参加した。映画は当局の検閲が入り修正を余儀なくされるも、本国ベトナムで大ヒットを記録。日本では3月5日より開催の第16回大阪アジアン映画祭の特別招待作品部門で初上映される。なお日本でも修正バージョンにて公開。
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