またも床を使うコンビが大会優勝、隣人橋本「漫才論争の第2波がきたらおもろい」
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「第10回ytv漫才新人賞決定戦」で優勝した隣人。
本日2月28日、読売テレビで生放送された「漫才Loversスペシャル 第10回ytv漫才新人賞決定戦」で隣人が優勝。大会終了後の会見で喜びを語った。
決勝進出が決定した際に「『これ漫才と違うんちゃうか』と炎上させたいなと思ってます。マヂカルラブリーさんみたいに優勝して『また変な漫才が獲ったぞ』と。漫才のシステム自体を変えていきたいなと思います」と意気込んでいた隣人。宣言通り、決勝では舞台上を駆けずり回ったり、床に寝そべったり、組体操のような動きを見せたりして会場を爆笑に包んだ。彼らのネタについて審査員のスピードワゴン小沢は「漫才って何やってもいいと思えた」「見たことない漫才を見られてうれしかった」とコメント。審査員長のオール巨人も「漫才には緊張と緩和、そして共感がいる。隣人の漫才はあり得ない設定なのに『そうなるやろな』という共感があった。何遍見てもおもろいネタやと思う」と絶賛した。
大会後の会見で隣人・中村は「優勝できるとは微塵も思っていなくて『ただただ楽しんでいこう』と言い聞かせてました。それでFIRST ROUNDで勝ったので、いけるんちゃうかと思いました」と手応えを感じた瞬間を回想。橋本は「とにかくふざけきるしかないなと。ふざけきれてよかったし、それが結果に結びついたのが非常にデカい」「とにかく今はめっちゃうれしいです。夢のようです」と喜びを語る。
優勝できた要因を聞かれた中村は「『M-1グランプリ』でマヂカルラブリーさんが漫才か漫才じゃないか論争を巻き起こすような漫才で優勝されたので、僕らもいけるってなりましたね。『床を使っていいんや』みたいな。マヂラブさんの存在がなかったら流れも変わってた」と分析。橋本は「この放送のあとにもう1回、漫才論争の第2波がきたらおもろいんですけど」と述べて笑いを誘っていた。
隣人 コメント
──優勝した感想は?
中村遊直:優勝できるとは微塵も思っていなくて「ただただ楽しんでいこう」と言い聞かせてました。それでFIRST ROUNDで勝ったので、いけるんちゃうかと思いました。
橋本市民球場:とにかくふざけきるしかないなと。ふざけきれてよかったし、それが結果に結びついたのが非常にデカいですね。最終決戦も、最初に相方が倒れるところでウケたら勝てると思ってたので、そこでちゃんとウケてくれたので、「これで安心して漫才しよう」と思いました。とにかく今はめっちゃうれしいです。夢のようです。
──優勝できた要因は?
橋本:一緒に戦った6組の中で、漫才らしくないというのが僕らの弱みでもあり、強みかなと思ったので、それが強みに出てくれた。1本目が終わったときに会場の空気がこっちを向いてくれてるなというのがあったので、そこですかね。僕らの味方になってるという空気が非常にデカかったです。
中村:「M-1グランプリ」でマヂカルラブリーさんが漫才か漫才じゃないか論争を巻き起こすような漫才で優勝されたので、僕らもいけるってなりましたね。「床を使っていいんや」みたいな。マヂラブさんの存在がなかったら流れも変わってるやろなと。
橋本:この放送のあとにもう1回、漫才論争の第2波がきたらおもろいんですけど。
──最終決戦の相手がコウテイでしたが、いかがでしたか?
中村:コウテイは1期下なんですけど、1回も勝ったことがなかった。僕らも面白いと思ってましたし、絶対勝てへんと思ってました。先輩なんですけどコウテイのことは尊敬してたので、勝てたのは非常にうれしいです。
──賞金100万円の使い道は?
中村:コロナもあってバイトもしてなくて、貯金でずっとやりくりしてて、それがヤバかったので(笑)。ほんまによかったです。
橋本:とにかく生活費ですね。
中村:ご褒美にちょっとええTシャツを買おうかなぐらいです。あと、おかんに30万ぐらいあげたいです。
橋本:僕はかわいがってる後輩とええ焼肉を食べに行きたいと思います。
「漫才Loversスペシャル 第10回ytv漫才新人賞決定戦」最終結果
FIRST ROUND
1位:隣人(470点)
2位:コウテイ(465点)
3位:マユリカ(458点)
4位:たくろう(456点)
5位:タチマチ(451点)
6位:紅しょうが(450点)
最終決戦
隣人(1st 470点 / 最終 470点 / 合計:940点)
コウテイ(1st 465点 / 最終 468点 / 合計:933点)