Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 板谷由夏が『おちょやん』で杉咲花、篠原涼子と再共演 一平との親子関係が描かれる?

板谷由夏が『おちょやん』で杉咲花、篠原涼子と再共演 一平との親子関係が描かれる?

映画

ニュース

リアルサウンド

 『おちょやん』(NHK総合)第13週目「一人やあれへん」では、主人公の竹井千代(杉咲花)が所属する鶴亀家庭劇の座長・一平(成田凌)の母親役・夕として板谷由夏が登場するようだ。

 板谷と言えば、女優業だけでなく報道番組『NEWS ZERO』(日本テレビ系)でキャスターを11年間務めたり、映画情報番組『映画工房』(WOWOW)でもMCを担当し幅広い活躍を見せている。

 本作が『こころ』(NHK総合)に続き朝ドラ出演2作目となる板谷だが、過去に本作出演者との共演が数多く見られた。『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)では杉咲花演じる主人公アタルの上司・大崎役を演じたが、彼女のイメージとして先行しがちな自立したパワフルな女性像とは正反対の、人の顔色ばかり窺っている気弱な役どころを熱演した。また、本作で芝居茶屋「岡安」の女将・シズ役を演じる篠原涼子とは、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で共演し、板谷はかつて2人が所属していた女子高生グループ“SUNNY”率いるリーダーの芹香役を好演。芹香はカリスマ性抜群の独身女性社長だがガンによる余命宣告を受けるという役どころで、篠原演じる平凡な専業主婦役と対照的な描かれ方をしていた。また、篠原が主演を務めた『anego』(日本テレビ系)に続き、『ハケンの品格』(日本テレビ系)第1シーズンでも正社員の黒岩役として出演し、肩肘を張りながらバリキャリを続けることに実際には限界を感じながらも本音を隠しながら働くという役柄だった。

 凛とした佇まいで強く自立した女性役はもちろん、正反対の気弱で繊細、なかなか自分の本音を曝け出せないような役どころ、さらにそれだけではなくその両方をも内包した役柄までやってのけてしまう板谷。ただ、いずれの役にも共通しているのが、その表現法は異なるものの“愛情いっぱい”のキャラクターを演じることが圧倒的に多いことだ。

 そんな彼女が本作で演じるのは、一平がまだ幼い頃に家を出て行って以来、音信不通というワケありな母親役。一平が母親からの愛情に飢え、それを今でもずっと渇望していることは「母親の無償の愛」を題材にした脚本を完成させ、その演目で公演のトリを飾ることにこだわる彼の様子からも明白だ。一平の父親であり夕の夫である初代座長の天海(茂山宗彦)は、生前酒好き・女好きの破天荒な人間で一平と度々すれ違ってきたことから、きっと夕も苦労が絶えなかったに違いない。

 遂に一平と夕の親子の再会シーンが描かれるようだが、2人は会えなかった長い空白時間を埋められることができるのだろうか。板谷がどんな母親役を魅せてくれるのかも楽しみだ。

■佳香(かこ)
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで劇場鑑賞映画本数は年間約100本。Twitter

■放送情報
NHK連続テレビ小説『おちょやん』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45
※土曜は1週間を振り返り
出演:杉咲花、成田凌、篠原涼子、トータス松本、井川遥、中村鴈治郎、名倉潤、板尾創路、 星田英利、いしのようこ、宮田圭子、西川忠志、東野絢香、若葉竜也、西村和彦、映美くらら、渋谷天外、若村麻由美ほか
語り:桂吉弥
脚本:八津弘幸
制作統括:櫻井壮一、熊野律時
音楽:サキタハヂメ
演出:椰川善郎、盆子原誠ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/ochoyan/