渡辺あやと岩崎太整がタッグ NHK-FMでラジオドラマ『はるかぜ、氷をとく』
ステージ
ニュース
ラジオドラマ『はるかぜ、氷をとく』が3月13日にNHK-FMで放送される。
『ワンダーウォール』の脚本を手掛けた渡辺あやと、同作の音楽を担当した岩崎太整がタッグを組んだ『はるかぜ、氷をとく』は、原発事故から10年、異なる選択をしながら、その世界を共に生きようとする2人の母親と2人の子供の物語。
原発事故の後、福島に残った麻子役に酒井若菜、その娘・こなみ役に中村天海、福島から千葉に避難をした麻子の姉・祐実役に新山千春、その息子・麦役に三村和敬がキャスティング。オーディションで選ばれた中村天海は演技初挑戦となる。
中村天海のコメント
今回、このようなチャレンジの場をいただけて、とても驚くとともに喜びを感じています。脚本を読めば読むほど、「こなみ」という女の子と自分との距離が近づいていったように感じました。自分なりの演技で、少しでも多くの方が福島に思いを馳せるきっかけとなる作品にできたらと思います。
酒井若菜のコメント
どう表現すべきかわからない、けれど誰もが心に抱えたことがあったり、抱え続けていたりする感情を共有できる作品です。「私があの時感じていたの、これなの」「私があの時間違っちゃったの、これなの」。そんな風に、大切な人と一緒に聴いてもらえたらと思います。
新山千春のコメント
タイトルの通り、焦らずにゆっくりと、被災された方々をはじめ多くの方々が心に抱える“氷”がとけていく、今回の作品がそこに寄り添い、その背中をそっと押すことができるものになればいいなと思っています。
三村和敬のコメント
たくさんの祈りがこもった作品です。けれどそれは押しつけるものでもなくて、聴いていただいた時にふと、自分の近しい人を思ったり、大切なものを考える時間ができたりする。そんな作品にできたらいいなと思います。