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Sexy Zone、嵐、Hey! Say! JUMP……ダンスビデオで楽しむ、グループ本来のポテンシャル

音楽

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リアルサウンド

 ジャニーズグループのダンスビデオが人気だ。ジャニーズ事務所は、2019年に公式YouTubeチャンネル「Johnny’s official」を開設し、新曲のプロモーションや出演ドラマの予告などを含めフル活用してきた。また、コロナ禍では「Johnny’s Smile Up! Project」の一環として、数多くの所属タレントがメッセージ動画を公開。そんな様々なコンテンツが配信されている中で、ひと際存在感を放っているのが「Dance Practice ViSexy Zone、嵐、Hey! Say! JUMP……ダンスビデオで楽しむ、グループ本来のポテンシャルdeo」だ。私たちは、普段スイッチングのあるTV番組を通して彼らのパフォーマンスを目にすることが多い。ダンスに焦点を当てた動画は、それら編集される以前の、グループ本来のポテンシャルを楽しめるコンテンツとしてファンの間で人気を博している。

 そんなムーブメントの最中、今年でデビュー10周年を迎えるSexy Zoneが新曲「RIGHT NEXT TO YOU」で大きな反響を集めている。昨日リリースされた最新アルバム『SZ10TH』に収録された同楽曲のDance Practice Videoはすでに120万再生を超えている(3月3日時点)。王道アイドルとしてデビューしたSexy Zoneだが、同楽曲ではグループにとって新境地とも呼べるダンスと全編英語詞に挑戦。現在メンバーのマリウス葉が活動休止中のため、メンバー4人とバックダンサー4人を加えた計8人でパフォーマンスを披露している。楽曲全体を通してのダンスパートは、中島健人と松島聡、菊池風磨と佐藤勝利に分かれており、サビ途中でのカメラの大移動やパフォーマンスへのフェードインとフェードアウトを繰り返す鮮やかさも見どころだ。スタイリッシュな楽曲とマッチするように空間を生かした演出がなされ、これからのグループ活動に対する意気込みも感じさせる。

Sexy Zone「RIGHT NEXT TO YOU」Dance Practice Video

 ジャニーズグループのダンスビデオの中でも圧倒的な再生回数を誇っているのが、嵐の「Turning Up」だ。活動休止発表後に配信されたデジタルシングルである同楽曲は、これまでの嵐の音楽性からは一線を画したポップチューンとして人気を得た。同楽曲のダンスビデオは、和気あいあいとした嵐らしいものであり、見ていて楽しくなるビデオだ。また、比較的真似しやすい振付だったためかTikTokでも流行し、『第70回NHK紅白歌合戦』に出場した際に見せた大勢のダンサーとのパフォーマンスも印象深かった。そのほか、メンバーのアイドル性やキャラだけではなく、軽い身のこなしを見せるダンスに関するコメントも多く集まっており、定点カメラで撮影された一つの動画からグループの様々な魅力が溢れていることが伺える。

ARASHI – Turning Up [Official Choreography Video]

 また、Hey! Say! JUMPが昨年末にリリースしたアルバム『Fab! -Music speaks.-』の収録曲「狼青年」のDance Practice Videoも衝撃的だ。メンバーの表情が一切見えないどころか、激しいダンスを踊りながらも一糸乱れぬ息のあったパフォーマンスを見せている。この大胆な振付は、東京ゲゲゲイのMARIEによるもの。まるで、楽曲がメンバーに憑依しているかのようなオーラを醸し出しつつ、メンバーひとり一人が持つ世界観も発揮されており、「狼青年」という楽曲に厚みを与えている。当初はHoney Beeという別名義を用いており、Hey! Say! JUMPの新たな一面を見せたかったという想いの強さが表れていた。ダンスを武器としているHey! Say! JUMPだが、ストーリー性のあるこの動画によって一層“表現者集団”としての印象を強めることとなった。

Hey! Say! JUMP – 「狼青年」Dance Practice Video

 同時デビューを果たしたSnow ManとSixTONESは、ダンスパフォーマンスに関して真逆の魅力や強みを持っている。Snow Manは今年元旦に公開した「Grandeur」のDance Practice Videoで、その強みを見せつけている。同楽曲は、数多くのK-POPアーティストを振付してきたチェ・ヨンジュン氏が担当したことでも話題に。次々に変わりゆくフォーメーションは同楽曲の特徴であり、目が離せないポイントにもなっている。このビデオでは、様々な角度からパフォーマンスを映し出し、Snow Manのダンスへのこだわりと気合いを感じることができる。Jr.時代からの職人気質さもありつつ、世界に目を向けた威勢の良さにも注目だ。

[Dance Practice] Snow Man「Grandeur」

 一方、SixTONESは個性全開のダンスパフォーマンスが醍醐味だ。ひとり一人の個性が際立ったダンスで、楽曲に色々なエッセンスを詰め込んでいる。なかでも、2ndシングル表題曲「NAVIGATOR」は、長身のメンバーたちが全身を使って表現するダンスに見応えを感じる。ステージ全体を見るのと、個々のメンバーに注目して見るのでは、与える印象は大きく異なるのだ。

SixTONES

 TikTokなどでダンス動画をアップすることがトレンドになっている一方で、振付を映すダンスビデオからは、鑑賞用としての楽しさや個人のポテンシャルだけではなく、グループの新たな魅力を発見できるなど様々な楽しみ方がある。ファンからの需要も高まり続ける同コンテンツは、これからも普及していくに違いない。

■momotoxic
ブロガー。自称”楽曲派”。Twitter:@momotoxic1006