主演・大泉洋の映画「騙し絵の牙」劇伴をLITEが担当、マスロックと映画が融合
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映画「騙し絵の牙」メインビジュアル (c)2021「騙し絵の牙」製作委員会
大泉洋の主演映画「騙し絵の牙」のオリジナルサウンドトラックが、映画公開日の3月26日にリリースされる。
「騙し絵の牙」は2018年本屋大賞にノミネートされた塩田武士の同名小説を映画化した作品。主人公である雑誌編集長のモデルは大泉洋本人で、出版不況と権力争いに揺れる出版社・薫風社の雑誌「トリニティ」編集長・速水が、生き残りを懸けた大逆転を試みるさまが描かれる。
この映画の劇伴はLITEが担当。吉田大八監督がLITEの楽曲を聴きながら脚本を書いたことから、LITEが本作の音楽を手がけることとなった。YouTubeでは「LITE×騙し絵の牙」の特別映像が公開された。この特別映像には映画の主題歌「Breakout」に合わせて、騙し騙されるキャラクターがリズムに合わせて次々に登場。作中の雑誌「トリニティ」を掲げ、松岡茉優演じる高野が叫びながら空港を全速力で走るシーンや、LITEのスタジオでの演奏風景をチェックできる。
なおLITEの武田信幸(G)は劇伴担当にあたって、「監督とのやり取りの中で0コンマまでこだわる音に対する並々ならぬ熱意と理解、この映画の音楽はLITEでなくてはダメなんだという思いが伝わってきて、その熱に侵された僕たちは創作に没頭していきました。僕たちの音楽が徐々に映画に溶け込んでいく過程は興奮そのものでした。結果として『マスロックと映画』という、過去全世界を探しても類を見ない唯一無二の映画音楽に仕上がりました」とコメントしている。
武田信幸(LITE)コメント
実はLITEの約20年の活動の中で映画の劇伴を担当するのは初めてのことでした。
「本当にLITEの音楽が映画に合うのだろうか」という疑念を抱きながら最初に見た試写で、音楽が無くても成立している映画そのもののクオリティに圧倒され更に不安が募ったことを覚えています(笑)。
しかし監督とのやり取りの中で0コンマまでこだわる音に対する並々ならぬ熱意と理解、この映画の音楽はLITEでなくてはダメなんだという思いが伝わってきて、その熱に侵された僕たちは創作に没頭していきました。僕たちの音楽が徐々に映画に溶け込んでいく過程は興奮そのものでした。
結果として「マスロックと映画」という、過去全世界を探しても類を見ない唯一無二の映画音楽に仕上がりました。監督と僕たちの「世の中に無い新しいものを作る」という思いが映画を通して耳からでも伝わったら、それほど嬉しいことはありません。
映画「騙し絵の牙」オリジナルサウンドトラック収録曲
01. A Foggy Day
02. Fate
03. Mastermind
04. The War Game
05. Passing By
06. I's
07. Riff Off
08. Flaming
09. Hidden Agenda
10. Eyes
11. Serene
12. Ness
13. In The End
14. Sad Key
15. Hidden Agenda2
16. Creeping
17. Unexpected
18. Doom
19. Gap
20. Tracker
21. Midnight Mystery
22. Deep darkness
23. Deception
24. Serendipity
25. Breakout