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ゲイリー・オールドマン、特殊メイクで挑んだ「チャーチル」の過酷な撮影回想

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辻一弘(左)に特殊メイクを施されるゲイリー・オールドマン(右)。

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」のBlu-ray & DVDが明日10月11日に発売される。このたび主演のゲイリー・オールドマン、監督を務めたジョー・ライトのコメントが到着した。

本作は、第2次世界大戦時にウィンストン・チャーチルが英国首相の座に就いてからダンケルクの戦いを迎えるまでの約4週間を描く歴史ドラマ。第90回アカデミー賞にてオールドマンが主演男優賞、辻一弘らがメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。

オールドマンは、特殊メイクを施してチャーチルを演じることは非常に難しかったと語る。「今回の作品では、毎日仕事をしていました。約4時間前に現場に入って、特殊メイクなどのプロセスを踏んでいたんです。家に帰っていたのは現場に入ってから18時間後でした。『自分の肌はこのメイクに耐えられるだろうか?』といったようなことを考えていました」と過酷な撮影を回想。チャーチルについては「演劇やプレゼンテーションの感覚を持ち合わせていました。存在感を大きく見せたい気持ちがあったのでしょう。ジェスチャーを交えながら、オペラ俳優のように振る舞っているんです。チャーチルには役者のような貫禄があります。彼の真実の姿を見つけるためにそういった面をすべて演じきりながらも、私たちは彼の人間としての側面を見たかったのです」と明かした。

ライトはチャーチルがユーモアのセンスを持っていたことに触れ「チャーチルはユーモアを防衛手段として、そして人生での困難を切り抜ける手段として利用しました。私が調べた中で一番面白かったのは、エリザベス・レイトン(チャーチルの秘書)をはじめとするいろんな人の話を読んでみると、誰もがチャーチルは目の奥で常に笑っていると描写していたこと。いかなるときでも突然冗談を言ったり、笑い出したりするその姿は、愉快で人を元気付けるものでした」とコメント。映画の内容について聞かれると「僕は人間性についての映画だと捉えています。偏見や憎しみが高まってくるのを抑えられる人間の能力がとても気に入っています。僕にとって、それがこの映画のすべてです」と作品に込めた思いを伝えた。

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