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『まともじゃないのは君も一緒』前田弘二監督、成田凌&清原果耶の起用理由を明かす

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リアルサウンド

 3月19日公開の映画『まともじゃないのは君も一緒』。W主演を務める成田凌と清原果耶の起用理由について、前田弘二監督が語った。

 『婚前特急』『わたしのハワイの歩きかた』などでタッグを組んできた前田監督と脚本家・高田亮が再びタッグを組み、日常の中での人と人のコミュニケーションのすれ違いや距離感のズレ、不器用さを、毒気とコミカルさを交えて描くオリジナルストーリー。

 数学一筋、世間知らずで人とのコミュニケーションが苦手だけれど、実は“普通”に結婚願望のある予備校講師・大野康臣を成田が演じ、恋愛経験はないが恋愛雑学だけは豊富な大野の教え子・秋本香住役を清原が務める。そのほか山谷花純、倉悠貴、小泉孝太郎、泉里香が出演する。

 成田の起用理由について、前田監督は「大野をイメージした時に、自然にしっくり来たのが成田さんです」と振り返る。一方の香住役のキャスティングに製作陣が頭を悩ませていた時、清原主演の『愛唄 -約束のナクヒト-』を試写会で観た前田監督は、「清原さんが香住をやったら面白いなと閃いたんです。成田さんと清原さんの顔を思い浮かべて、掛け合いをしている様子を想像すると、『観たい』と素直に思いました」と語る。そして、並んだ成田と清原を初めて見た前田監督は、「自分の直感は正しかった」と“直感”でのキャスティングに確かな手応えを感じたそう。

 “外見は良いが、数学一筋で(コミュニケーション能力ゼロ)の男”の大野を演じるにあたり成田は、「どれだけ引き算をできるかを意識した」と役作りを行ったという。清原は、“自分は恋愛上級者と思い込む、実は(恋愛経験ゼロ)の女”の香住として過ごした日々を「ずっと闘っているような感覚でした」と形容した。また「いつも考えすぎてしまうのがクセで、答えが見つからないことがわかっていても、ずっと考え続けることを繰り返してしまうんです。そんなときに成田さんが『とりあえず一回やってみますか』とフワッと軽く声をかけてくださったので、気持ちが軽くなって、すごく助けていただきました」と振り返る。

 二人の呼吸や距離感のベースとなったのが、冒頭の予備校でのシーンで、机を挟んで交わす長い掛け合い。前田監督は「二人の言葉のやり取りと表情から、感情の変化がアクションとなって画面がつながるのが見えたんです。カットバックはバシッと決まるとかっこいいんですよ。それもまた演技の魅力の一つですよね」とコメントしている。

■公開情報
『まともじゃないのは君も一緒』
3月19日(金)全国公開
出演:成田凌、清原果耶、山谷花純、倉悠貴、小泉孝太郎、泉里香
監督:前田弘二
脚本:高田亮
音楽:関口シンゴ
プロデューサー:小池賢太郎、根岸洋之
配給:エイベックス・ピクチャーズ
製作:「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会
共同幹事:エイベックス・ピクチャーズ ハピネット
企画製作プロダクション:ジョーカーフィルムズ、マッチポイント
(c)2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会
公式サイト:matokimi.jp