Bank Bandが震災から10年の節目に新曲「forgive」リリース、ゲストボーカルはMISIA
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Bank Bandの新曲「forgive」「forgive」配信ジャケット
Bank Bandの新曲「forgive」が3月20日に配信リリースされる。
「forgive」は2018年7月に配信リリースされた「MESSAGE - メッセージ -」に続く、 Bank Bandの5作目のオリジナル曲。本日3月11日放送のTBS系音楽特番「音楽の日」にて初披露された。この曲ではMISIAがゲストボーカリストを務め、櫻井和寿(Vo)が作詞、小林武史(Key)が作編曲を担当。レコーディングでは小林と櫻井のほか、小倉博和(G)、亀田誠治(B)、河村 “カースケ” 智康(Dr)、四家卯大(Vc)、沖祥子(Vn)、山本拓夫(Sax)、西村浩二(Tp)が演奏し、宮城県石巻好文館高等学校音楽部と石巻メンネルコールもコーラスで参加した。
小林はこの曲について「東北の大震災から10年経ったと言う節目と、コロナという新たな脅威が1年以上続いている状態を背景にこの曲は生まれました」と紹介。櫻井は「あれから10年 それから今も 大きな流れの前では、小さくて不完全な僕らを 許しながら それでもやっぱり未来へ力強く漕ぎ出す そんな歌です」とコメントし、MISIAは「東日本大震災から変わらず、東北へ心を寄せ、活動を続けてきたお二人だからこそ生まれた歌だと思います」と語っている。
なお配信ジャケットのアートディレクションは森本千絵(goen°)が担当。黒田征太郎がイラストを描き下ろした。
小林武史 コメント
東北の大震災から10年経ったと言う節目と、コロナという新たな脅威が1年以上続いている状態を背景にこの曲は生まれました。
ネガとポジは繋がってると思っているけれど、音楽にも様々な陰と陽があって、この曲は少し複雑かなと思うくらいそういった表情を組み合わせて作ったつもりです。
櫻井くんの言葉がそこに想いを描いてくれて、その後、櫻井くんとMISIAがそれぞれと呼応しながら命を吹き込んでいく様は、あっという間の出来事でしたが、本当に圧巻でした。
人間は自然の一部だし、思い通りにも計画通りにもいかない事が多いけれど、何かの強い力に引っ張られていたり、何かの理由があって、突き進んでいるのかとさえ思います。
そんな力にこの時期に立ち会えて、皆さんにお伝えすることが出来て、本当に良かったと思っています。
今回の配信の収益は、ap bankを通して今年8月11日から宮城県石巻市で開かれる3度目のReborn-Art Festivalの運営費として使わせていただきます。
そして、この楽曲自体もReborn-Art Festivalで、現代アーティストやクリエイターとのアート作品として再構成されて発表される予定です。
震災から10年目の3月11日を過ぎても、いろいろな事や想いは続いていきます。この楽曲が「次の未来」「次の僕ら」にさらに繋がっていくように、と思っています。
櫻井和寿 コメント
えんやこら
ここから
はじまるよ
あれから10年
それから今も
大きな流れの前では、小さくて不完全な僕らを
許しながら
それでもやっぱり未来へ力強く漕ぎ出す
そんな歌です
東北の方々の力に満ちた歌を、声を聞いて欲しいです。
MISIA コメント
東日本大震災から変わらず、東北へ心を寄せ、
活動を続けてきたお二人だからこそ生まれた歌だと思います。
「forgive」というメッセージを、今の時代に、今届ける。
その深い想いをしっかりと理解し、一緒に伝えられるよう心を込めて歌いました。
レコーディングは時間がなかったこともあり、皆さんとスタジオに集まり、
櫻井さん、小林さん、私と3つのスタジオで、それぞれがレコーディングしたものを1つ1つ重ねていくような形で行われました。
完成形はミックス作業の時に聞くことになったのですが、
この歌を聞いた方の心を抱きしめるようイメージをして歌った私に対して、
櫻井さんの歌声は「行くぞー!みんな!」と、優しくも力強くひっぱっていくようで、
皆さんと一緒に歌い合って、今を共に乗り越えてゆき、共に笑いあうような、
そんなイメージがワッと広がりました。
次の未来への応援歌として、多くの皆さんへ届くことを願っています。