Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 横浜流星、CDデビュー日に初のソロ歌唱披露「俳優もアーティストも両立できるように頑張りたい」

横浜流星、CDデビュー日に初のソロ歌唱披露「俳優もアーティストも両立できるように頑張りたい」

音楽

ニュース

リアルサウンド

 横浜流星が10月10日、『今日もいい天気 feat. Rover (ベリーグッドマン) / 未完成』でCDデビュー。リリース日当日、池袋・サンシャインシティ噴水広場にて発売記念イベントを開催した。

(関連:横浜流星、Rover×JINのタッグで引き出された歌声の魅力  ティーンの心掴むデビュー曲から分析

 横浜流星は2011年ドラマデビューの人気若手俳優。2017年、菅田将暉らと出演した映画『キセキ ーあの日のソビトー』にてボーカルグループ・GReeeeNのナビ役を演じ、劇中ユニット・グリーンボーイズとして一度CDデビューを果たしている。しかし、今回のCDデビューはソロということもあり、少し緊張した面持ちで舞台に登場した横浜。ソロシンガーとしてパフォーマンスを披露するのも今回が初となる。

 まず「今日もいい天気 feat. Rover (ベリーグッドマン) 」を歌い始めると次第に緊張も和らいだのか、観客に向かって手拍子を求めたり、「一緒に歌おう!」と呼びかける場面も。横浜流星のイメージにもつながる真っ直ぐで爽やかな歌声が会場中に響き渡った。続けて「僕が初めて自分の内面と向き合って作詞した曲です。一生懸命歌います」と前置きして披露したのは、もう一つの表題曲である「未完成」。この曲ではスタンドマイクを用いて、“熱唱”という言葉にふさわしいパフォーマンスをみせる。自身が手がけた歌詞ということもあり、感情表現もより豊かだ。10~20代の女性やカップル・ファミリー層など大勢の観客が見届ける中、堂々とCDデビュー曲2曲を歌い上げた。

 ライブを終えた後はトークセッションへ。前日の晩はそわそわして眠れなかったそうだが、「みなさんがすごく温かく見守ってくださったので、ホッとして楽しく歌えてよかったです」と観客に感謝を述べる横浜。グリーンボーイズとソロの違いについては明確な違いがあるとし、「心細いけれど、剣道をやっていたので一人には慣れている。自由になにも考えずにやっています」とコメントした。

 横浜は、『キセキ ーあの日のソビトー』に続く、GReeeeN映画プロジェクト第2弾作品『愛唄 ー約束のナクヒトー』(2019年1月25日公開)にて主演を務めている。この映画の撮影現場には「今日もいい天気 feat. Rover (ベリーグッドマン)」の生みの親でもあるGReeeeNプロデューサー・JINが訪れ、その場で歌入りの音源を聴かせてもらったのだという。「最初にメロディを聴いたときはキャッチーな明るい歌なのかなと思っていたけれど、歌入りの音源を聴いたとき、『愛歌』の世界観に通ずるなと。『愛歌』の悲しい気持ち、切なさに勝手に照らし合わせてしまいました」と楽曲の印象を語る一方、JINから「リズム感を大切にということと、素直に真っ直ぐ、ストレートに歌ってくれればいい」と歌唱アドバイスがあったことを報告し、「自分の魂を全力で注いで歌わせていただきました」とコメント。さらに、フィーチャリング相手のRoverについては「めちゃくちゃ気さくで面白い方」と紹介。「年も10個くらい違うので、お兄さんって感じで。学ぶこともたくさんありました。フィーチャリングしていただいてうれしい気持ちでいっぱいでしたね」と率直な思いを述べた。

 初めての作詞に挑戦した「未完成」については、「10代の頃って完璧主義者というか完璧を求めすぎちゃっていて。まわりと比べて“自分がこれくらい劣ってる”とか考えちゃっていました。でも20歳になってからいろんな人と出会っていく中で、自分らしくいることが一番大切だし、完璧じゃなくてもそれも悪くないんじゃないかなと思うようになって。それから自分らしさを大切にできるようになったので、みなさんにも感じていただきたい」と楽曲に込めた熱い思いを語った横浜。「みなさんも多分どうしても人と比べることってあると思うので、自分らしさを大切に、明日からまたがんばろうって思ってもらえたらいいな」と観客に向けて語りかけた。さらに、自身の思いを歌詞にまとめた「未完成」は「歌うのは難しい」と明かしつつ、「でもまだまだ僕は“未完成”なので、それはそれでいいんだなって思いました」とコメント。イベント最後には「普段は俳優としてやらせていただいているんですけど、今回アーティストデビュー、なかなかできない仕事をやらせていただくことになったので、みなさんが求めてくれるなら、僕も俳優もアーティストも両立できるように一生懸命頑張りたいと思います」とファンの前で誓い、この日のイベントを終えた。

 2018年は『虹色デイズ』『兄友』など立て続けに映画出演を果たし、現在放送中のフジテレビドラマ『彼氏をローンで買いました』にもメインで出演中。今後も映画『青の帰り道』(2018年12月7日公開)、『愛唄 ー約束のナクヒトー』、『L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(2019年3月21日公開)、『チア男子!!』(2019年初夏公開予定・主演)と俳優業も絶好調な横浜。ふだんはなかなか天気に恵まれないそうだが、リリース日は“いい天気”で最高のスタートを切ることができた。“未完成”がゆえに未知な可能性を秘める若きアーティストの今後に、さらなる期待が寄せられていくことになるだろう。(久蔵千恵)