松山ケンイチ「BLUE」で大事にしたこととは?負け続きのボクサー体現
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「BLUE/ブルー」新場面写真
「BLUE/ブルー」より、主演を務めた松山ケンイチの場面写真とコメントが公開された。
「ヒメアノ~ル」「愛しのアイリーン」で知られる吉田恵輔が自身も30年以上続けるボクシングを題材に監督・脚本を担当した本作。リングにおいて挑戦者が立つ青コーナーで闘い続ける若者たちの姿を描く。松山が情熱はあっても才能がないボクサー瓜田を演じたほか、抜群のセンスを持つジムの後輩・小川に東出昌大、モテるためにボクシングを始めた新人・楢崎に柄本時生、瓜田の初恋の人で小川の婚約者・千佳に木村文乃が扮した。
主演作「聖の青春」における約20kgの増量など、徹底した役作りを行うことで知られる松山。ただ「BLUE/ブルー」のオファーはもともとは断るつもりでいたという。ボクシングと関西弁は見る人が見れば、嘘がバレてしまうというリスクを孕むことがその理由。しかし、2年という長い時間を掛けて役作りを行うことで主演を快諾した。
松山が実践したのは、筋肉質の肉体を作り上げるのではなく、ボクサーとしての佇まいを本物にするというアプローチ。松山は「大事にしたのは、ジムにずっといること。練習している人や、トレーナーがどういう掛け声でミットを打っているかとか、常に見ていました」と明かす。また縄跳び、ミット打ち、サンドバッグ打ち、防御の練習など、一般的なトレーニングもこなし、負け続きのボクサーを体現した。
「BLUE/ブルー」は4月9日より東京・新宿バルト9ほか全国ロードショー。
※吉田恵輔の「吉」は「つちよし」が正式表記
(c)2021「BLUE/ブルー」製作委員会