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ロリー・カルキンが「ロード・オブ・カオス」の反響語る「気絶した人もいたらしい」

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「ロード・オブ・カオス」

「ロード・オブ・カオス」で主演を務めたロリー・カルキンのインタビューコメントが到着した。

本作は、過激なパフォーマンスとコープスペイント(死化粧)で初期ブラックメタルシーンの中核的な存在となったバンド「メイヘム」の青春を描く物語。カルキンのほかエモリー・コーエン、ジャック・キルマー、スカイ・フェレイラ、ヴォルター・スカルスガルドが出演し、「ポーラー 狙われた暗殺者」のジョナス・アカーランドが監督を務めた。

メイヘムの中心人物ユーロニモスを演じたカルキンは「ジョナスから連絡があって脚本を受け取ったあと、実際に撮影が始まるまでに数年あったから、3年から4年かけてミーティングや議論を重ねていったんだ」と回想。「コープスペイントがクールだったし、物語もすごくエキサイティングで興味深かった。こういうジャンルをカバーした映画というのは、なかなか目にしないからね」と語る。

ユーロニモスのキャラクターについては「育ちがよくて、いい人たちに囲まれていた。反抗しなくてはいけない理由なんて何もなかったんだよ」と述懐。「ユーロニモスがやったことは、彼の属していた世界のカルチャーとは正反対のもの。そのコントラストが魅力的に思えたんだろうね」と分析する。

「この映画を観てもらうとき、事前に警告するべきか、過激なシーンがあると伝えるべきか、それとも何も言わずに見せてショックを受けさせるべきか考えるんだ」と話すカルキン。「面白いことに、事前に警告すると、観終わったあとに『大したことはなかった』と言われる。ところが何も言わないとショックを受けてしまう。観ていられなくて途中で退席した人もいた。イギリスでは吐いたり気絶した人もいたらしい。人によるんだろうね。だけど反響はいいよ」と本作へのリアクションを振り返った。

また、カルキンは兄のマコーレーをロサンゼルスでの上映に連れて行ったという。「すごく気に入ってくれたみたい。ただラブシーンは嫌だったようだよ。弟のキスシーンは気持ち悪くて観たくないって感じ」と笑い、兄弟での共演の可能性を聞かれると「『ロード・オブ・カオス』とか、マコーレーが主演した『パーティ☆モンスター』みたいな映画で共演できたらクールだろうね。血が出てくるやつ(笑)。いつかぜひ共演したいよ」と答えた。

2020年の夏、妻やマコーレーとともに日本を旅行する予定だったが、コロナ禍のためあきらめたカルキン。日本のファンに向けて「とても興味深い内容だからぜひ観てほしい。日本公開はいつだろうと思っていたから、ついに実現してうれしいよ!」と本作をアピールした。

「ロード・オブ・カオス」は3月26日より東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋ほかで順次公開。

※「ロード・オブ・カオス」はR18+指定作品

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