『ピピロッティ・リスト』展、京都国立近代美術館で開催 スイスを拠点に活躍する現代アーティストの全貌を紹介
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《永遠は終わった、永遠はあらゆる場所に》 1997年 2チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション(4分9秒、8分25秒) クンストハレ・チューリヒでの展示風景 photo by Alexander Trohler (C) Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine
いま世界でもっとも活躍する女性アーティストのひとり、ピピロッティ・リストの展覧会『ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island ーあなたの眼はわたしの島ー』が、2021年4月6日(火)から6月13日(日)まで、京都国立近代美術館で開催される。
ピピロッティ・リストは、スイスを拠点に活躍する現代アーティスト。ヴィデオ・インスタレーションの先駆者として、これまで日本でも幾度となく作品を発表してきたアーティストだ。この展覧会では、約30年間にわたる彼女の活動の全体像を本格的に紹介する。
1980年代から映像制作をしていたピピロッティ・リストは、1998 年のヴェネツィア・ビエンナーレで、若手作家優秀賞(プレミオ2000)を受賞。2000 年代以降は、美術館やギャラリーでの展覧会だけでなく、屋外でも映像投影や作品設置をし、映像展示の可能性を広げてきた。
展覧会タイトル「Your Eye Is My Island-あなたの眼はわたしの島-」は、リスト自身が付けたものだ。英語で読むと、反復する「アイ」が韻を踏んでいる。これには彼女の創作活動において重要なテーマである「眼」と、日本を意味する「島」が含まれている。
美術館の展示室には、自宅のリビングルームのように靴を脱いで、身体を解放しながら作品を体験できる大規模なインスタレーション空間も出現。五感を刺激する心地よい音楽と、鮮やかに彩られた世界をユーモアたっぷりに切り取った映像にひたることができるだろう。
【開催情報】
「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island ーあなたの眼はわたしの島ー」
2021年4月6日(火)~6月13日(日)、京都国立近代美術館にて開催
【関連リンク】
京都国立近代美術館
https://www.momak.go.jp/
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