世界初の宇宙飛行犬ライカを軸にしたドキュメンタリー「犬は歌わない」6月公開
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「犬は歌わない」ポスタービジュアル
オーストリア・ドイツの合作「犬は歌わない」が6月より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で公開される。
「犬は歌わない」は、1957年に世界初の“宇宙飛行犬”として人工衛星・スプートニク2号に乗り込んだライカを中心とするドキュメンタリー。ライカは地球生まれの生物として初の軌道飛行を達成したが、生きて戻ることはなかった。死因は諸説あるが、打ち上げ後のストレスと高熱が有力とされている。
時は過ぎ、ロシア・モスクワには「ライカが霊として地球に戻り子孫たちと街角をさまよっている」という都市伝説が生まれていた。「犬は歌わない」では、ソ連の宇宙開発計画のアーカイブと犬目線で撮影された映像により、宇宙開発や理不尽な暴力、そして犬を取り巻く社会を映し出す。オーストリア生まれのエルザ・クレムザーと、ドイツ生まれのレヴィン・ペーターが監督を務めた。
(c)Raumzeitfilm