山田洋次も称賛、ロベール・ゲディギャンが崩壊寸前の家族描く「海辺の家族たち」公開
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「海辺の家族たち」メインビジュアル
ロベール・ゲディギャンの監督作「The House by the Sea(英題)」が、「海辺の家族たち」の邦題で5月14日に公開される。
フランス・マルセイユ近郊の寂れた街を舞台とする本作。パリで女優として活躍するアンジェル、若すぎる婚約者を連れて戻ってきたジョゼフ、父の思いを継ぎ故郷で小さなレストランを続けるアルマンの3兄妹は、父が倒れたことから久しぶりに顔を合わせる。コミュニケーションの取れなくなった父や、思い出の詰まった海辺の家について話し合ううちに、それぞれが胸に秘めた過去が明かされていき、家族の絆は崩壊寸前に。そんな中、兄妹は港に漂着した難民の子供たちを発見する。
アリアンヌ・アスカリッドがアンジェル、「母との約束、250通の手紙」のジャン=ピエール・ダルッサンがジョゼフ、ジェラール・メイランがアルマンを演じた。YouTubeでは予告編が公開中。なお、山田洋次は「美しい入江の一軒家に集う家族が、憂鬱な時間を重苦しく過ごすうち、突如思いもかけぬ出来事が立ち上がり、未来が豁然と開けてくる──この映画には思想がある」と本作を称賛している。
「海辺の家族たち」は神奈川・kino cinema横浜みなとみらい、東京・kino cinema立川高島屋S.C.館、福岡・kino cinema天神ほか全国で順次ロードショー。
※kino cinemaのeはアクサンテギュ付きが正式表記
※kino cinema立川高島屋S.C.館の高は、はしごだかが正式表記
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