ジェンダーギャップを問う、戯曲組「エアスイミング」本日開幕
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戯曲組 第4回公演「エアスイミング」公開稽古より。(撮影: 宍戸ともこ)
戯曲組「エアスイミング」が、本日12月22日に東京・アトリエ戯曲組で開幕した。
戯曲組は吉村元希が主宰する演劇ユニット。第4回公演となる今回は、シャーロット・ジョーンズ作による「エアスイミング」を披露する。実話をもとにした同作は、1920年代のイギリスで「女性らしく振る舞っていない」「婚外子を産んだ」という理由で収容施設に入れられた女性たちを描く二人芝居。出演者には無名塾出身の渡辺梓と吉村が名を連ねた。
開幕に際し、吉村は「コロナ禍によって可視化されたジェンダーギャップは私が想像していたよりも現実的な問題が大きく、加えてそれを問題として感じることができない人が多いようです。ジェンダーギャップとは何なのかを意識させられる作品を増やさなくてはいけないと考えています。『エアスイミング』のような作品が多く上演されるようになり、女性が言葉を持つようになること、発言できる雰囲気を作っていくことが、今の日本で必要なことだと思っています」と思いを語っtている。上演時間は約2時間。公演は26日まで。
戯曲組 第4回公演「エアスイミング」
2021年12月22日(水)~26日(日)
東京都 アトリエ戯曲組
作:シャーロット・ジョーンズ
訳:小川公代
出演:渡辺梓、吉村元希