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愛する人を思う作品に、橘花梨のカリンカ「日記」作・演出は劇団普通の石黒麻衣

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カリンカ vol.3「日記」チラシ表

カリンカ「日記」が、2月22日から28日まで東京のOFF・OFFシアターで上演される。

カリンカは、橘花梨が2018年に立ち上げたソロプロジェクト。カリンカにとって約3年半ぶり、3回目の公演となる今回は、劇団普通の石黒麻衣が作・演出を手がける。出演者には石井由多加、贈人、ザンヨウコ、用松亮、森田亘、Q本かよ、橘が名を連ねた。

今作では家族をテーマとした会話劇が展開。石黒は「今作では、既に過去の生活となりつつある家族の情景とその生活の細部に宿る心を懐かしみ、記録するような気持ちで作りました。どうか皆様にも様々な感慨を持って観ていただけましたら幸いです」とコメントし、橘は「今回のカリンカは、ずっとやってみたかった家族のお話です。どうしたって親を、きょうだいを、愛する人を、想う作品になりました。幅広い世代の方に観ていただけたら嬉しいです」と思いを語った。

石黒麻衣コメント

今作は、カリンカ主宰の橘花梨さんが作りたいと思っていた作品と一致する形で、これまで石黒が扱ってきました「家族」がテーマとなっています。実は、これまでの劇団普通の作品と繋がっているところもありまして、勿論今作だけでもお楽しみいただけると思っておりますが、劇団普通の過去作品を知っている方は、もしやこの作品のこの物語と、という楽しみ方もしていただけると思います。

コロナ禍となってから、作品のなかでのマスク着用をどう扱うかはいつも頭を悩ませていますが、今回は新型コロナウイルスの脅威の無い世界を描きました。いつしかマスクの無い生活は懐かしいものという認識になってきていることに驚きますが、コロナ禍以降に生まれた方にとっては、この状況がいつまで続くのかはわかりませんが、この生活が人生の原風景となる可能性もあり、私が今まで共通認識と思っていた生活やそれに付随する感情のあらゆるものが、過去のものとなるような戸惑いがあります。

今作では、既に過去の生活となりつつある家族の情景とその生活の細部に宿る心を懐かしみ、記録するような気持ちで作りました。どうか皆様にも様々な感慨を持って観ていただけましたら幸いです。出演者の皆様も魅力的な方ばかりです。是非。

橘花梨コメント

3年半ぶり、3度目のカリンカは、以前より憧れていた劇団普通の石黒麻衣さんに新作を書き下ろしていただきました。夢のような公演を一緒に実現してくださる石黒さんに、心から感謝を申し上げます。そして今回も、尊敬する俳優のみなさんと、頼もし過ぎるスタッフのみなさんに集まっていただきました。とっても魅力的で、豊かな座組です。

今回のカリンカは、ずっとやってみたかった家族のお話です。どうしたって親を、きょうだいを、愛する人を、想う作品になりました。幅広い世代の方に観ていただけたら嬉しいです。下北沢 OFF・OFFシアターにて、お待ちしております。

カリンカ vol.3「日記」

2023年2月22日(水)~28日(火)
東京都 OFF・OFFシアター

作・演出:石黒麻衣
出演:石井由多加、贈人、ザンヨウコ、用松亮、森田亘、Q本かよ、橘花梨