杉咲花は最近の休日何してた?「撮休」試写会に松居大悟、今泉力哉、三宅唱と登壇
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連続ドラマW-30「杉咲花の撮休」完成披露試写会の様子。左から今泉力哉、杉咲花、松居大悟、三宅唱。
WOWOWの連続ドラマW-30「杉咲花の撮休」の完成披露試写会が本日2月9日に東京・スペースFS汐留で行われ、主演を務めた杉咲花、監督の松居大悟、今泉力哉、三宅唱が登壇した。
本作は監督や脚本家が妄想を膨らませ、俳優の休日の様子を描いたドラマ「撮休」シリーズの第4弾。これまでに有村架純、竹内涼真、神木隆之介が主演を務めてきた。第4弾では杉咲が本人を演じる形で6つのパラレルストーリーが紡がれる。
3人の監督は、いずれも杉咲と初タッグ。松居が「ちょっとした表情や目のしぐさを撮ってるだけで画として成立する。すごい!と思っていました」と口火を切ると、今泉も「現場でも、すごく楽しそうに明るくいてくださる。現場が穏やかで助けられました。技術はもちろんですが、その前に人間的な魅力が前に出てくる方」と続ける。また三宅は「かっこいい人だなと思って仕事をしてました。そういうところを撮りたかった。ほかのお二人の作品を観ると、かっこいいだけでは収まらない、たくさんの種類の魅力があって。作品からも教えられました」と話した。
続いて杉咲が監督陣の印象を返答。撮影が最初だったという今泉について「本番がすごくゆるやかに穏やかに始まるんです。今泉さんのぬくもりのある空気感が広がっていて。でも、たまにいただく言葉が辛辣。穏やかな口調で淡々と冷静な意見をくださって、そのバランスがとても不思議で楽しかった」と明かす。三宅組については「あんなに監督と現場でおしゃべりをしたことはなかった」と振り返り「クランクイン前の打ち合わせからカメラのセッティング中も、作品に関することから派生していろんな話をしました。監督は気付いたら近くにいて、気付いたらいなくなってる。そして気付いたら本番が始まってる。現実から物語に入っていく線引がない。とても心地いい撮影の時間でした」と述べた。
最後の松居については「口数も少なくて声のボリュームも控えめ。現場で誰よりも恥ずかしそうにしていらっしゃる。だから松居さんの現場では『自分は大丈夫だ』と緊張しないです(笑)」と冗談交じりに回想。さらに「多くの言葉は交わさないんですが、たまに、じっと目が合う瞬間があったりして。1話の特別なシーンの撮影なんですが、そこから本番に入ったことがありました。言葉のないやり取りから、本番が始まると『この瞬間にすべてを残したい』と、言葉にできないようなグッとくる気持ちになった。佇まいが雄弁で、とても情熱のある監督です」と評した。
ドラマの魅力について、三宅は「とにかく杉咲さん。杉咲さんを観ているだけで面白い」とコメント。今泉は「松居さんも三宅さんも、とにかくいろんなことをやっていて。杉咲さんも楽しんでいただろうけど、とても大変だったはず。人としても俳優としても魅力がいっぱい出ている作品です」と話し、松居は「“撮休”というルール以外は自由。全クリエイターの個性が発揮されていて。杉咲さんの部屋も、各話で美術部が台本やイメージからまったく違う部屋を用意していて。各話で異なる杉咲さんを楽しんでいただけます」と語った。
「最近の休日は何をしていた?」というファンからの質問に、杉咲が「今年、日記を買ったんです。1年間、毎日書こうと思って。でも1週間書き忘れてしまって、それをまとめて書いてました。結局、何をしたか行動ばかり書いちゃいます」と打ち明け、笑いを誘う一幕も。最後には「例えば洗濯機が壊れたり、行きつけのお店の名前を初めて知ったり、内見に行ったら画鋲の跡を見つけたり。日常生活で見落としてしまいそうなささいなことがたくさん描かれていて。本当に小さな1つひとつの出来事が重なり合って、そのすべての時間がドラマや人生になる。誰かの休日を描いた作品がドラマになるって、改めて素敵だなと思いました。まさに今も自分の物語を紡いでいる皆さんと素敵な時間を過ごすことができて楽しかったです」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
「杉咲花の撮休」は明日2月10日よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで放送・配信。
連続ドラマW-30「杉咲花の撮休」
2023年2月10日(金)23:30放送・配信スタート ※全6話
放送:WOWOWプライム 毎週金曜 23:30~ ※第1話無料放送
配信:WOWOWオンデマンド 各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信