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ライス田所が原作のマンガ、蒲田の街ごと異世界転生

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ナタリー

「異世界蒲田」イメージ

ライス田所が原作を担当したマンガ「異世界蒲田」が来月3月10日にBookLiveで配信開始される。

東京・大田区蒲田に生まれ、同地に約40年住んでいる田所による「異世界蒲田」は、タウン誌の新人編集者・八島さくらが蒲田を取材中、突如強い光に包まれ、街ごと異世界に飛ばされてしまう物語。作画を海野悠が担当する。

田所は「蒲田に住んでる人や現在蒲田の魅力に取り憑かれてる人は勿論、蒲田をまったく知らない人にこそ読んでもらいたいです。このマンガを通して興味を持ってもらい、実際に蒲田に足を運んでいただける人が出てこようものならこんな幸せなことはありません」「ただ内容次第では蒲田から追い出される可能性もありますので、区の偉い人の目にはなるべく触れないようにやっていけたらと思います(笑)」とコメントした。

ライス田所 コメント

──「異世界蒲田」のマンガ原作を執筆することになったきっかけを教えてください。

一昨年、先輩である天津の向さんが主催する朗読劇のライブで短い脚本を1つ書かせていただいたことがあり、それを客席で観ていたBookLiveの編集者さんから今回のお話をいただきました。小さな頃から大切なことはすべてマンガから教わった僕です。本業のコント作りの土台もほぼマンガから学んだと言っても過言ではないでしょう。それ故「果たして自分なんかにできるのか?」と心底震えましたが、マンガを作るというのはマンガ好きの永遠の夢でもあります。強い酒をグッと飲み干しOKの連絡をしました。

──蒲田をテーマにマンガを作ろうとしたのはなぜですか?

僕の地元である蒲田の喫茶店までご足労いただき、さてどんな作品にするかと編集さんと打ち合わせているときに「異世界モノを書いてみませんか?」と提案されました。「異世界モノかぁ。ゲームとかに疎いからあんまりわからないんだよなぁ」というのが正直な感想でした。でも今オファー断ったらここのコーヒー代自腹になるのかなぁなどと考えながら打ち合わせを進めていると「蒲田を街ごと異世界に飛ばそう」というアイデアが出ました。シンプルに「これは面白くなりそう」と感じました。最終的に「飛ばしたいっすね、蒲田」と話が盛り上がり決定の運びとなりました。

──作品の見どころを教えてください。

僕は蒲田で生まれ育ち、実家を出た後も蒲田で一人暮らしをして現在トータル40年住み続けています。テレビや雑誌でも散々ネタにされるこの街。住み続ける僕に芸人仲間も年々引き始めています。それでも僕を引き付けて離さない謎の引力が蒲田にはあります。驚きと魅力に溢れた「東京の異世界」、それが大田区蒲田。そう、このマンガは「異世界×異世界」というまったく新しいジャンルのマンガです。「剣と魔法×酒とギャンブル」なのです。

──「異世界蒲田」をどんな人に読んでもらいたいですか?

蒲田に住んでる人や現在蒲田の魅力に取り憑かれてる人は勿論、蒲田をまったく知らない人にこそ読んでもらいたいです。このマンガを通して興味を持ってもらい、実際に蒲田に足を運んでいただける人が出てこようものならこんな幸せなことはありません。たくさんの人に蒲田の魅力を伝える、それこそがこの街にできる最高の恩返しだと思っています。ただ内容次第では蒲田から追い出される可能性もありますので、区の偉い人の目にはなるべく触れないようにやっていけたらと思います(笑)。