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「クリード 炎の宿敵」ライアン・クーグラーが直々指名、新鋭監督インタビュー

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ナタリー

「クリード 炎の宿敵」メイキング写真。左からマイケル・B・ジョーダン、スティーヴン・ケープル・Jr.。

「クリード 炎の宿敵」より、監督を務めたスティーヴン・ケープル・Jr.のインタビューコメントが到着した。

「ロッキー」シリーズの流れを汲む本作は、ロッキーの盟友アポロ・クリードの息子アドニスを主人公とした「クリード チャンプを継ぐ男」の続編。前作の監督であり、「ブラックパンサー」でも知られるライアン・クーグラーから直々に監督指名されたのが新鋭ケープル・Jr.だ。彼はオファー当初を「まさか自分が監督するなんて考えたこともなかった。クールだと思ったよ。でも、不安もあった。続編というのは、1作目よりも難しいものだからね」と思い返す。

本作では、「ロッキー4 炎の友情」において激闘の末に父アポロを死に追いやったイワン・ドラゴの息子ヴィクターとアドニスが激突するさまが描かれる。ケープル・Jr.は「ストーリーの奥底に『ロッキー』シリーズの魂に忠実なものを感じたんだ。ドラゴはコミックから出てきたような象徴的な悪役だった。それを心に留めながらドラゴの無慈悲な部分も取り入れたんだ。同時に、ドラゴ親子に新しい要素も付け加えた。彼らは感情を持ったキャラクターなんだ」と人間味ある人物造形へのこだわりを明かす。

ストーリーでの重要な点を「家族、そして父親であること」と語るケープル・Jr.。映画ではアポロとアドニスの父子、イワンとヴィクターの父子、そしてロッキーとアドニスの師弟関係を軸に物語が構築された。彼は「父親を知らずに育った子供がいる。そしてイワンは息子を使うことで間違いを犯す。完璧な人なんていない。それが父親であるということなんだ」とコメント。本作では、恋人ビアンカとの間に子供を授かったアドニスが“父親になる”ことも重要な要素になっている。

「クリード 炎の宿敵」は、1月11日より全国ロードショー。

(c)2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.