アニー賞3冠、おしゃべりな貝の生活描いた「マルセル 靴をはいた小さな貝」公開
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「マルセル 靴をはいた小さな貝」ビジュアル
第95回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされている「Marcel the Shell with Shoes On」が、「マルセル 靴をはいた小さな貝」の邦題で6月に全国公開されることがわかった。
本作は人の言葉をしゃべる、靴をはいた不思議な貝マルセルの生活を描いた作品。映画作家のディーンは体長およそ2.5cm、おしゃべりなマルセルに興味を惹かれ、彼を追ったドキュメンタリーをYouTubeにアップし始める。
女優でコメディアンのジェニー・スレイトがマルセル、イザベラ・ロッセリーニがマルセルの祖母コニーに声を当てた。出演を兼ねた監督のディーン・フライシャー・キャンプは、YouTubeで累計5000万回再生を記録した短編を自ら長編化。実写とストップモーションアニメを組み合わせたモキュメンタリーとして完成させた。人の家を間借りして暮らす小さな貝の冒険と人生哲学を時にコミカルに、時にエモーショナルに描き出している。
映画はA24が複数のハリウッドメジャーとの競争の末に北米配給権を獲得。2022年6月に6館限定で封切られると、館アベレージ2.8万ドルというヒットを記録した。映画批評サイトのRotten Tomatoesでは98％フレッシュを維持。第50回アニー賞では長編インディペンデント作品賞と脚本賞（長編）、スレイトが声優賞（長編）を受賞している。日本ではアスミック・エース配給で公開。
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