嵐、TOKIOとの間にある“兄弟”のような関係性 9回目の『TOKIO×嵐』への期待
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2019年1月1日、今回で9回目となる『TOKIO×嵐』(日本テレビ系)が放送される。
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『TOKIO×嵐』では、同局が放送しているレギュラー番組の特別版『ウルトラマンDASH!』と『嵐にしやがれ元日スペシャル!』がコラボレーション。前者には、嵐から大野智と二宮和也が出演。あるアスリートの挑戦をTOKIOとサポートするいう。後者には、TOKIOメンバーのいずれかが出演し、大野の企画「大野丸」に挑むとのこと。“国民的アイドル”と言える2組が共演する、新たな一年を迎えるに相応しい特別企画となっている。
放送に先駆け、12月5日発売のテレビ情報誌『週刊ザテレビジョン』(KADOKAWA)では、『TOKIO×嵐』特集企画を掲載。総勢9名のメンバーが、コラボシューティングと座談会を展開している。コラボシューティングでは、メンバー2名がカメラ撮影とディレクションをそれぞれ担当。気の知れた者同士がカメラを向け合い、素の表情を覗かせていた。また、スタッフからの企画説明時には、国分太一が「複雑だよ~!(笑)」と優しくイジる。その光景を見て、長瀬智也をはじめメンバー全員が大きな笑い声を上げるなど、撮影は終始明るく進んだとのこと。また、メンバーの仲の良さもあってか、5枚ほどで満足いくカットを撮影するなど、手際良く企画をこなした様子も記されている。
TOKIOは1994年にデビューし、今年に入りメンバー全員が40代を迎えた。一方の嵐は、今年でデビュー20年目に突入。どちらも着実にキャリアを重ね、音楽活動や冠バラエティ番組、舞台出演や情報番組の司会など、幅広い分野で活躍を見せている。そんな両グループの関係性について、櫻井翔は「嵐にとって一番身近なお兄さんだし、いてくださる安心感ったらないですよ」とコメント。ジャニーズ事務所内でも、先輩のポジションに立つことが多くなってきた嵐。TOKIOとは旧知の仲だからこそ、心からの信頼を寄せられる“兄弟”のような関係を築いているのだろう。
また、国分は2組の関係性について、「嵐が冷静だから、俺たちがバカやってられる」と捉えていた。同じアイドルグループながらも、ステージでのパフォーマンスやキャラクターがそれぞれ異なるTOKIOと嵐。先輩後輩の枠組みを越えた、アーティストやエンターテイナーとしてリスペクトしあえる関係性も注目すべきポイントだ。また、メンバー間での話のテンポやその役割にも、各グループで様々な特徴を発見できる。彼らのやりとりを見て、視聴者も常に新鮮さを感じられるはずだ。『TOKIO×嵐』が今や毎年恒例の番組として受け入れられているのにも、そのような背景があるのかもしれない。
さらに、二宮は「TOKIOの皆さんの年にならないと見えないものが、嵐にはまだ見えてなくて。毎年、まだまだだなぁ、TOKIOのまねもできないなって思いますよ」と、先輩グループの大きな存在感を語っていた。毎年恒例となった『TOKIO×嵐』は、両グループが1年を掛けて培ってきた経験を披露する絶好のタイミングともいえる。また、次の1年に向けて新たな目標を探るという意味でも、非常に有意義な機会となるだろう。
見ている人を自然と笑顔にしてしまうTOKIOと嵐。グループ仲の良いことで知られる両者の背景には、互いに尊敬しあえる豊かな関係があるのだと思われる。『TOKIO×嵐』では、そんなグループを越えたメンバー同士の“繋がり”にも注目してみてほしい。(青木皓太)