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「舞いあがれ!」から生まれた詩歌集が発売、梅津貴司ら登場人物の作品を収録

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「トビウオが飛ぶとき」書影イメージ(制作中)

連続テレビ小説「舞いあがれ!」から生まれた詩歌集「トビウオが飛ぶとき」が、5月29日に発売される。

福原遥が主演を務める「舞いあがれ!」は、主人公・ 岩倉舞が東大阪と五島という土地に暮らすさまざまな人との絆を深めながら、大空への夢に踏み出す物語。舞の幼なじみでのちに夫となる梅津貴司を赤楚衛二が演じ、貴司のファンである秋月史子に八木莉可子、貴司に短歌の道を示した八木巌に又吉直樹、貴司の担当編集者・リュー北條に川島潤哉が扮した。

「トビウオが飛ぶとき」を著した桑原亮子は、「舞いあがれ!」の脚本家であり歌人でもある。同書には、貴司の第1歌集「デラシネの日々」と第2歌集「連星」から選ばれた約40首、秋月による20首、八木巌が若き日に書いた詩「白い蝶」と短歌を収録。さらに桑原が書き下ろした、リュー北條による短歌も掲載される。解説文は「舞いあがれ!」のファンである俵万智が担当。桑原のコメントは下部に記載した。

価格は税込1980円で、本日3月29日より各販売サイトで予約を受け付ける。

桑原亮子 コメント

「舞いあがれ!」に短歌が出てくるのは、短歌というものが、弱い立場の人の小さな声まで拾い上げてくれるからです。そして、そのたった31音が、時に他人の人生を変えるほどの力を持つからです。
ヒロイン・岩倉舞を支えながら自らも歌人として成長し、短歌を通して子どもたちの揺れる心に向き合う梅津貴司は、ドラマのテーマを静かに表現する大切な存在でした。
「短歌にしたら、一瞬が永遠になるんやんな?」──これは、短歌を作る意味を見失った貴司に舞が言ったセリフです。歌集が出版され、ドラマの中の一瞬が永遠になることを心より嬉しく思っています。