芸歴57年の小野武彦が映画初主演、「シェアの法則」で貫地谷しほりと共演
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「シェアの法則」場面写真
2021年に劇団青年座で上演された舞台「シェアの法則」が映画化される。
本作は、東京の一軒家で暮らす春山夫妻が自宅を改装して始めたシェアハウスを軸にした物語。ある日、住人たちの母親のような存在である妻・喜代子が事故で入院することになる。人付き合いが嫌いな夫の秀夫は彼女の代わりに年齢も国籍もバラバラな住人たちと関わり、少しずつ相手を思いやることを学んでいく。
主人公の秀夫を演じたのは、芸歴57年にして映画初主演となる小野武彦。そのほか貫地谷しほり、浅香航大、岩瀬顕子、鷲尾真知子、宮崎美子が共演に名を連ねる。小野は「2022年8月に80歳の大台になった区切りの年に、素敵なプレゼントを頂きました」と述べ、「御縁のある方たちばかり、関わった人々とのチームワークで素敵な作品が出来上がりました」とコメントしている。
舞台版に引き続き岩瀬が脚本を担当し、久万真路が監督を務めた「シェアの法則」は、2023年初秋から全国で公開予定。なお2023年度に劇団青年座の舞台版が全国90以上の会場で再演されることも決定している。
小野武彦 コメント
2022年8月に80歳の大台になった区切りの年に、素敵なプレゼントを頂きました。映画「シェアの法則」しかも何と初主演のお話です。奥さん役は宮崎美子さん、もう随分昔の事ですが、彼女のデビュー作の連続ドラマは御一緒でした。出演者は、他にもこの作品の脚本を書かれた岩瀬顕子さんはじめ、貫地谷しほりさん、小山萌子さん、鷲尾真知子さん等、御縁のある方たちばかり、関わった人々とのチームワークで素敵な作品が出来上がりました。後は観客の皆様に観て頂いて映画は完結致します。是非お誘い合わせの上、御覧頂ける事を心より願っております。
貫地谷しほり コメント
久万監督は10代の頃の私から見てもらっているのでご一緒出来て、とても嬉しかったです。
小野さんや宮崎さんや鷲尾さんたち大先輩と共演できた事もとても嬉しく、最近現場では少し年上になってきた事もあり(笑)今回は頼りっぱなしの撮影となりました。
とても温かいお話です。
楽しみにしていただけたら幸いです。
久万真路 コメント
この作品を撮りながら、シェアの意味を改めて考えてみました。
シェア=共有ってことは、他人を受け入れられるという事で、それが出来るということは、悲しみも喜びも共に分かち合えるってことなのかなと。今は様々な価値観が叫ばれ、他人とシェアする事は、簡単ではないように感じます。だからこそシェアしてみたらどうなるのかな?
小さな世界の話ですが、小さな大切なことが見えてくる作品に仕上がったと思います。不器用だけどまじめに生きる人達の心優しい物語をお愉しみください。
(c)2022株式会社ジャパンコンシェルジュ