岩代太郎が届ける「奏劇」第3弾「メトロノーム・デュエット」に高橋克実ら
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奏劇 vol.3「メトロノーム・デュエット」ビジュアル
「奏劇 vol.3『メトロノーム・デュエット』」が、7月26日から8月2日まで東京・よみうり大手町ホールで上演される。
「奏劇(そうげき)」は、「キネマの神様」や「レッドクリフ」などの映画音楽で知られる作曲家・岩代太郎が立ち上げたプロジェクト。岩代が原案・作曲を手がける本企画では、演劇と音楽による新たな舞台芸術を目指している。
第3弾となる今回は、山田能龍が脚本・演出を手がけ、ミステリータッチの物語が展開する。音楽が人の心を動かせるということを知り尽くしている音楽大学の教授は、あるものを手にしたことで、踏み込んではいけない領域に達してしまい……。出演者には高橋克実、浜中文一、寺西拓人、富田靖子、斉藤由貴が名を連ねるほか、新倉瞳がチェロ、桑山哲也がアコーディオン、岩代がピアノの演奏をそれぞれ担当する。
原案・作曲・演奏を担う岩代は「誰もが心の内では気が付いているのに、時として私たちを取り巻く社会に充満してはいないでしょうか。本作品における『2つのメトロノームが紡ぐ怪しげな物語』は、鏡に映し出された現代社会の有り様なのです。どうか『言葉』と『音楽』で紡ぐ『奏劇』ならではの世界へ、お越し下さい」とコメント。
脚本・演出の山田は「メトロノームが刻む人それぞれのテンポ。淡さと狂気を併せ持つこの物語には奏劇が相応しい。ぜひ全身で感じて頂きたいです」と語り、出演者の高橋は「従来の朗読劇とは一線を画す舞台に参加できることに、今からワクワクしています。『音楽と共に語る言葉』、『言葉が奏でる音楽』を僕自身も楽しみたいですね」と期待を述べた。
チケットの一般販売は6月3日にスタート。
岩代太郎コメント
「同調圧力や協調性は、社会を歪める要因になりうる。」
誰もが心の内では気が付いているのに、時として私たちを取り巻く社会に充満してはいないでしょうか。本作品における「2つのメトロノームが紡ぐ怪しげな物語」は、鏡に映し出された現代社会の有り様なのです。どうか「言葉」と「音楽」で紡ぐ「奏劇」ならではの世界へ、お越し下さい。
山田能龍コメント
演劇が表にあり、バックに生演奏があるのではない。コンサートの合間に朗読があるわけでもない。本当の意味で劇と演奏を相互作用させる、それがこの「奏劇」です。敬愛する岩代太郎さんより「この挑戦、ご一緒しませんか?」
と言っていただき、図々しく興味が膨れ上がって乗りました。
メトロノームが刻む人それぞれのテンポ。淡さと狂気を併せ持つこの物語には奏劇が相応しい。ぜひ全身で感じて頂きたいです。
高橋克実コメント
岩代太郎さんの情熱が生み出した音楽と演劇が融合した新たな世界観です。
従来の朗読劇とは一線を画す舞台に参加できることに、今からワクワクしています。「音楽と共に語る言葉」、「言葉が奏でる音楽」を僕自身も楽しみたいですね。
浜中文一コメント
奏劇「メトロノーム・デュエット」に出演致します、浜中文一です。
凄い方達と共演させていただくので、稽古中ガッツリと勉強させてもらいます。
今回の奏劇がどのようになるのか僕も楽しみに、そしてお客様に楽しんでもらえるように稽古していきたいと思います。
寺西拓人コメント
「メトロノーム・デュエット」に、望月役で出演させていただきます、寺西拓人です。
この「奏劇」という新しい芸術に携われることが、今からとても楽しみです。vol.2を拝見させていただきましたが、独特な空気感の中、音楽と共に物語が進んでいく様に、ゾクゾクしたことを覚えています。
このプロジェクトのお力になれるよう精進いたしますので、ぜひ劇場へお越しください。
富田靖子コメント
不可思議な世界の「メトロノーム・デュエット」
視覚と聴覚が刺激を受ける台本……。むしろ楽譜に近いかもしれません。
ちょっと怖いですが、
マエストロの指示に応えられるよう、しっかり心を整えます!
斉藤由貴コメント
演ずるとは何かをずっと自問自答してきて、
まず俳優はこの身体から発する磁場、
エネルギーのようなものに誠実であるべきと最近とみに感じます。
朗読劇ならば、声。
そこに魂を込めること。そんな風に臨みたいです。
「奏劇 vol.3『メトロノーム・デュエット』」
2023年7月26日(水)~8月2日(水)
東京都 よみうり大手町ホール
原案・作曲:岩代太郎
脚本・演出:山田能龍
出演:高橋克実、浜中文一、寺西拓人、富田靖子、斉藤由貴
演奏:新倉瞳(チェロ)、桑山哲也(アコーディオン)、岩代太郎(ピアノ)