新田真剣佑、ハリウッド初主演「聖闘士星矢」で“これまで学んだすべて”ぶつける
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「聖闘士星矢 The Beginning」ジャパンプレミアにて、左からトメック・バギンスキー、ディエゴ・ティノコ、ファムケ・ヤンセン、新田真剣佑、ショーン・ビーン、マディソン・アイズマン、マーク・ダカスコス。
ハリウッド映画「聖闘士星矢 The Beginning」のジャパンプレミアが本日4月18日に東京・TOKYO DOME CITY HALLで行われた。
本作は、車田正美によるマンガ「聖闘士星矢」をもとにしたバトルアクション。幼い頃に姉と生き別れになった星矢が、ある日自らの運命を知るさまが描かれる。舞台挨拶には星矢役の新田真剣佑をはじめ、アルマン・キド役のショーン・ビーン、グラード役のファムケ・ヤンセン、シエナ役のマディソン・アイズマン、ネロ役のディエゴ・ティノコ、マイロック役のマーク・ダカスコス、そして監督のトメック・バギンスキーが登壇した。
ハリウッド映画初主演を果たした新田は「(プレッシャーで)押しつぶされそうになることは多々ありました。でも参加するって決めたからには、逃げられる状態じゃないので。自分がこれまでいろいろな現場で学んだこと、すべてを出しきっていい芝居ができればと挑戦しました」と決意を持って臨んだことを伝える。そして撮影前からほぼ毎日練習して作り上げたという星矢のアクションシーンに言及。上裸のシーンがあることにも触れて「世界中の皆さんに見られるということで恥ずかしくない体に仕上げたつもりです」とアピールした。
ティノコは「初めて現場に行ったとき、真剣佑さんとニック・スタールさんのアクションシーンを目にして、たやすく演じているように思えたんです」と切り出す。「でも自分の衣装を着たら汗がダラダラになり、息切れもしてきて。スタントマンが『君はすごいね。君のスーツ(聖衣)は40ポンド、重いんだよ。みんなは7ポンドぐらいだから』と教えてくれたんです。大変な思いをしました(笑)」と裏話を明かし、「どういったビジュアルにしたいかはっきりしていたから、それが見事に実現できました」と満足げにまとめた。新田も「時間とお金を掛けたアーマーですごく動きやすかった」とうなずき、「ソーリー、ディエゴ」と英語で労いながら「僕自身はアクションしやすかったです(笑)」と本音をあらわにした。
バギンスキーは「これは監督であれば誰しもが願うこと。チーム以上にいいものは作れない」と前置きし、「幸いなことに今回は世界最高のチームを編成できました。スクリーンを通して伝わると思います。これがきっと何かの“Beginning”になると確信しています」と語る。また「真剣佑さんとの仕事は本当に楽しかったです。僕は世界一ラッキーな監督なんじゃないかな。皆さん、そして真剣佑さん、また一緒に組みましょう」と笑顔を見せ、続編の可能性については「いろいろなプランを練っていますが、まだつまびらかにはできません。影のヒーローであるプロデューサー陣がいろいろ把握していると思いますので。この冒険が続けばと思います」と願いを込める。新田は「本当に光栄です。ここにいる皆さん……すごくないですか!?」と共演者たちを見回し、「まさか自分がこのクルーの一員になれるとは。『オーディションに受かりました。共演者はショーン・ビーンです』って聞いたときも意味がわからずびっくりしました(笑)。監督にそう言っていただけてうれしい。がんばったかいがあったなと思います」と充実した表情を浮かべた。
なお舞台挨拶の前にはレッドカーペットイベントも行われ、吹替版キャストの浪川大輔、磯部勉、井上喜久子、潘めぐみ、咲野俊介、本作の応援隊長である霜降り明星・せいやも参加。女神アテナの生まれ変わりである女性・シエナ役の潘は、自身の母・潘恵子がテレビアニメ「聖闘士星矢」でアテナの化身・城戸沙織役を務めていたことから、本作を「血のつながりのある作品」と表現。役が決まったときは母から「あなたらしくがんばって」と声を掛けられたと明かした。
「聖闘士星矢 The Beginning」は4月28日より全国でロードショー。
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