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「ヴィレッジ」×amazarashiのコラボ曲リリース、横浜流星主演MVも

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「スワイプ」ミュージックビデオより。

横浜流星が主演を務めた「ヴィレッジ」とamazarashiがコラボした楽曲「スワイプ」が4月26日にリリース。このたびミュージックビデオのティザー映像がYouTubeで解禁された。

「新聞記者」「余命10年」の藤井道人が監督を務めた「ヴィレッジ」は、ゴミの最終処分場がそびえ立つ集落・霞門村を舞台に、1人の男の変化と社会構造の歪みを浮き彫りにするサスペンス。amazarashiは映画「青の帰り道」やMV「未来になれなかったあの夜に」に続いて、横浜、藤井と3回目のタッグを果たした。

amazarashiの秋田ひろむは、スマホのスワイプをタイトルに冠した楽曲を書き下ろした。主人公の優に共感を寄せながら「『ヴィレッジ』の世界で起きていることがニュースで流れたとしても、多分その主人公に何があったとかっていうのはわからないじゃないですか、すべては。何かそういうふうに世の中の不幸とか悲しいことが消費されていってしまうことに対しての気持ちを曲に込めました」と語っている。

MVでは横浜が社会に自分の居場所を見いだせない青年A役で主演。藤井が現実世界を描くドラマパートで監督を務め、安室奈美恵やSEKAI NO OWARIのMVを手がけてきた新宮良平がAが見るゴミの夢のパートでメガホンを取った。MVのフル尺は4月26日21時にamazarashiの公式YouTubeチャンネルで公開される予定。横浜、藤井、秋田、新宮によるコメントは下記に掲載した。

「ヴィレッジ」は4月21日より全国ロードショー。

横浜流星 コメント

「スワイプ」について

大ファンのamazarashi秋田さんに「ヴィレッジ」を観て詩を書いてもらい、こんなにも幸せなことはないですし、撮影中もamazarashiの曲を聴いて心の支えにしていたので、本当に幸せなことが起こったなと思っています。「スワイプ」を聴いていると、映画の世界観や優が詩にとても反映されているので、優として生きた記憶がすごくよみがえってきて、自分の中でもとても大事な曲になりましたし、「スワイプ」を聞いたら「ヴィレッジ」を思い出す、大事な1曲になっていると感じています。

藤井道人と新宮良平の演出について

お二人とも演出の仕方が違うので、最初戸惑いはあったんですけども、3人でいろいろ話し合いながら青年Aという男を作り上げられましたし、「ヴィレッジ」のアナザーストーリーというか、MVがもう1つのストーリーになっていて。今回は会社を舞台にしていますけど、所々「ヴィレッジ」の世界観とリンクするところがあって、青年Aの部屋のシーンのときとかは「これデジャブだね」なんて話したりしてました。2日間という撮影期間でしたが、もう心に来ています。体力も精神も相当使っていますけど、画を見て、これはすごいMVになるなっていう手応えを感じているので楽しみです。
実際僕も秋田さんの撮影を見学させてもらったんですけど、あんなにも近くで、モニター越しで見れることは一生ないと思うので、もう目に焼き付けました。秋田さんのリップのシーンもフルで撮っていたので、それ、まるごと欲しいぐらいです。僕にください(笑)。

藤井道人 コメント

秋田さんが「ヴィレッジ」を観て作ってくださった曲を聴いたときに、映画であの村に起きたことも、人によっては「スワイプ」されてしまう1つの情報になってしまうというところに着眼されていることにすごく感動しました。
前回「ヤクザと家族 The Family」のMVを制作したときに、すごく納得できるものができて、でもやっぱり次はもっと深いところに、ミュージックビデオとしても楽しめるものにと思いました。そう思ったときに、違った形の「ヴィレッジ」に対するアプローチをするために、自分じゃ思いつかないような映像、自分じゃ表現できないような抽象的な世界観を作ってくれるのではないかという思いで、新宮良平さんにオファーをしました。
僕自身は「ヴィレッジ」でやりたいことは語ったので、あれを村のことだけではないんだよっていう、その村を出た先にも村があってっていう、どこかパラレルワールドのような、そういう世界観を描けたら、映画の感じ方とか受け取り方もより深くなるんじゃないのかなっていう思いで作りました。

秋田ひろむ コメント

映画「ヴィレッジ」は悲しいお話ですが、でもどこかで主人公の優君にすごく共感した部分もあって、すごく縛られた中で「何かやったれ」みたいなそういう気持ちを表現できたらコラボレーションとして美しいじゃないかなと思ってこういう曲にしました。
タイトルの「スワイプ」はスマホのスワイプなんですけれど、今の人たちはみんなスマホでいろいろなニュースを見ると思うんです。そのニュースの1つとして、今回の映画の「ヴィレッジ」の世界で起きていることがニュースで流れたとしても、多分その主人公に何があったとかっていうのはわからないじゃないですか、すべては。何かそういうふうに世の中の不幸とか悲しいことが消費されていってしまうことに対しての気持ちを曲に込めました。

新宮良平 コメント

世の中たくさんの情報にあふれている割には大して意味のないことばっかりが多くて、それを「スワイプ」というすごく簡単な動作で送っていくみたいな、そういう曲だと思いました。MVのイメージとして、まずその情報をゴミに例えようと、主人公はゴミの夢を見るみたいな。要は主人公の周りにあふれているいろんなものをゴミっていうふうに表現しようと思いました。映画の世界観から横浜さんが演じている優という役をちょっと違う世界線で描けたらという話を藤井さんがしていて、そこから僕と藤井さんのイメージを組み合わせて、主人公の青年Aがゴミの夢を見るという企画になりました。
1人の人が作るとおしなべて普通になりがちだったり、ちょっと整っちゃったりとかするんですけど、2人とも演出の仕方が違うことで、全然違うムードの映像ができあがると思うので、フル尺のMVにご期待ください!

(c)2023「ヴィレッジ」製作委員会