マリヤム・トゥザニ監督作が公開、モロッコ伝統衣装の仕立て屋を営む夫婦描く
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「青いカフタンの仕立て屋」場面写真
「The Blue Caftan(英題)」が「青いカフタンの仕立て屋」の邦題で6月16日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。
「モロッコ、彼女たちの朝」のマリヤム・トゥザニが監督・脚本を担う本作は、モロッコの伝統衣装・カフタンドレスの仕立て屋を営む夫婦の物語。伝統を守る仕事を愛しながら自分自身は伝統から弾かれた存在だと苦悩する夫ハリムと、余命わずかな妻ミナのもとに、若い職人ユーセフが現れる。彼らは、青いカフタン作りを通じて絆を深めていくのだった。ルブナ・アザバル、サーレフ・バクリ、アイユーブ・ミシウィらが出演。本作は2022年のカンヌ国際映画祭で「ある視点部門」に出品され、国際映画批評家連盟賞を受賞した。
このたび11点の場面写真も公開に。夫婦とユーセフの3人が食卓を囲む様子などが切り取られた。トゥザニは「愛する人にありのままの自分を受け入れてもらう。人生においてこれほど美しいことがあるだろうか」とコメントしている。
(c) Les Films du Nouveau Monde - Ali n’ Productions - Velvet Films ‒ Snowglobe