東京フィルメックス観客賞「遠いところ」予告解禁、主題歌は沖縄出身の唾奇
映画
ニュース
「遠いところ」ポスタービジュアル
第23回東京フィルメックスで観客賞に輝いた「遠いところ」の予告編とポスタービジュアルが解禁された。
工藤将亮が監督を務めた本作の主人公は、沖縄・コザで夫や幼い息子と暮らす17歳のアオイ。生活のため“おばぁ”に子供を預けてキャバクラで働く彼女が、過酷な現実に直面する姿が描かれる。アオイを花瀬琴音、アオイの友人・海音を石田夢実、アオイの夫・マサヤを佐久間祥朗、おばぁを吉田妙子が演じた。
YouTubeで公開された予告編は、おばぁの「あんたたち2人は、沖縄の恥だ」というセリフからスタート。アオイが酒に溺れたマサヤから暴力を振るわれる場面も映し出される。
このたび、本作の主題歌が沖縄県出身のラッパー・唾奇による「Thanks」に決定したことが明らかに。唾奇は「裕福とは言えない環境で育ち、おばぁの存在の大きさなどが描かれていて、 僕が生まれ育った沖縄のリアルを感じ取る事ができました」とコメントした。
「遠いところ」は6月9日より沖縄で先行公開。7月7日からは全国で順次ロードショーされる。
唾奇 コメント
今回主題歌、挿入歌を担当させて頂いたRapperの唾奇(つばき)です。
今回お話を頂いて作品を観させて頂き、自分を取り巻く環境ととても似ていました。
裕福とは言えない環境で育ち、おばぁの存在の大きさなどが描かれていて、
僕が生まれ育った沖縄のリアルを感じ取る事ができました。
この作品はフィクションでは無く沖縄のとても小さな一つの物語です。
映画を通して少しでも沖縄を知って頂けたら幸いに思います。
(c)2022 「遠いところ」 フィルムパートナーズ