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井上瑞稀「おとななじみ」通じて“ちょっと”友達増える、萩原利久はクールキャラ断念

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「おとななじみ」プレミア試写会にて、前列左から浅川梨奈、久間田琳加、井上瑞稀、萩原利久。後列左から高橋洋人、アン ミカ、松金よね子、村上健志。

「おとななじみ」のプレミア試写会が本日4月24日に東京・丸の内TOEIで行われ、キャストの井上瑞稀(HiHi Jets)、久間田琳加、萩原利久、浅川梨奈、村上健志(フルーツポンチ)、アン ミカ、松金よね子、監督の高橋洋人が登壇した。

本作は中原アヤの同名マンガをもとにしたラブコメディ。幼なじみ同士である超残念男子・青山春(ハル)とオカン系女子・加賀屋楓の恋模様が描かれる。ハル役の井上は「皆さんの“今”をひと押ししてくれるハッピーな映画になっています」、楓役の久間田は「たくさん笑ってキュンキュンしていただけたら」とアピールした。

萩原は超完璧クール男子の蓮見伊織役、浅川はモテアネゴ系女子・小戸森美役で出演。ハルと楓を交えた幼なじみの空気感を作るにあたり、萩原は「(4人の中で)最年長だし、お兄さんぶって猫を被ってクールに現場に入ったんですけど、すぐに崩壊してしまいました(笑)」とキャラを作るまでもなく打ち解けられたと振り返る。久間田から「(キャラ崩壊まで)3時間ぐらいでしたね!」と指摘され、井上からも「優しいお兄さんでかっこいいなと思っていたんですけど、いざ撮影が始まったら楽屋で歌って踊ってましたね」と暴露されると、萩原は「それぐらい陽気な現場で。幼稚園時代を思い出しました」と苦笑した。

浅川も「主演2人(井上・久間田)が人見知りだと監督やプロデューサーから言われていたので、私と萩原くんで話しかけたりしたほうがいいかなと思っていて。でも楽屋に戻ると萩原くんが毎日のように歌って踊っていたので(笑)、打ち解けるのが早かったです」と話し、「アン ミカさんが現場にいらしてくださってからは空気が一変しました!」と述懐。アン ミカは「若いエネルギー欲しいじゃない」と頭に“ご利益”の煙をかけるしぐさをし、「しゃべりかけたらいっぱい質問してくださったのでね」と現場でみんなと盛り上がっていたことを明かす。松金は4人の仲の良さを目の当たりにして、実際に幼なじみなのだと勘違いしていたことを打ち明けた。

イベントでは「近すぎて『好き』だけ言えない、ムズキュンラブコメディ」という本作のキャッチコピーにちなんで、「これまで言えなかった好きなこと」をキャスト陣が告白するコーナーも。久間田は「二郎系ラーメンが好き!!」というギャップのある回答で共演者たちを驚かせる。井上の回答は「コミュニケーション」。「人の懐に入るのが苦手だったんですけど、ハルという明るい役を通してしゃべりかけたりしたら、私生活でも生きてくることがあって、友達がちょっと増えました」と控えめに説明する井上に、萩原は「最後のほうは一緒に(楽屋で)踊ってたじゃん!」とツッコむ。そんなやり取りを眺め、アン ミカは「本当に一期一会。人生を振り返ったときに、あれが起点やったなとかわかるから」としみじみ声を掛けた。

「おとななじみ」は5月12日に全国で公開。

※高橋洋人の高は、はしご高が正式表記

(c)中原アヤ/集英社 (c)2023「おとななじみ」製作委員会