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初演から54年、最後の「ラ・マンチャの男」閉幕に松本白鸚「命ある限り芝居を続けます」

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左から松たか子、松本白鸚、駒田一。(写真提供:東宝演劇部)

松本白鸚が主演・演出を務めるミュージカル「ラ・マンチャの男」神奈川・よこすか芸術劇場公演が、昨日4月24日に閉幕した。

小説「ドン・キホーテ」を原作とした「ラ・マンチャの男」は、脚本をデール・ワッサーマン、音楽をミッチ・リーが手がけたミュージカル。1969年に白鸚(当時は市川染五郎)主演で日本初演され、その後も半世紀以上にわたって上演が重ねられてきた。今年2月には東京・日生劇場にて、白鸚にとっての「ラ・マンチャの男」ファイナル公演が実施された。しかし新型コロナウイルスの影響により、全25回を予定していた公演は7回で終了。今回のよこすか芸術劇場公演はその復活公演となった。

昨日の千秋楽のカーテンコール冒頭では、アルドンザ役の松たか子が真っ赤なバラの花束を父・白鸚に贈った。松がひざまずいて花束を手渡すと、白鸚は胸に手を当てて感謝を示しながら受け取った。

白鸚は「初演から54年。27歳のときにはブロードウェイにも参りました。足を運んでくださるお客様のおかげで、今日までやれました。これからも命のある限り芝居を続けてまいります。どうもありがとうございます!」とあいさつした。最後はキャストたちが手をつなぎ、声を合わせて「見果てぬ夢」を歌唱。キャストの頭上に銀色の紙吹雪が降り注ぎ、大きな拍手に包まれてカーテンコールは終了した。

ミュージカル「ラ・マンチャの男」

2023年4月14日(金)~24日(月)※公演終了
神奈川県 よこすか芸術劇場

脚本:デール・ワッサーマン
作詞:ジョオ・ダリオン
演出:松本白鸚
音楽:ミッチ・リー
訳:森岩雄、高田蓉子
訳詞:福井崚

キャスト

セルバンテス / ドン・キホーテ:松本白鸚

アルドンザ:松たか子

サンチョ:駒田一
アントニア:実咲凜音
神父:石鍋多加史
家政婦:荒井洸子
床屋:祖父江進
ペドロ:大塚雅夫
マリア:白木美貴子
カラスコ:伊原剛志
牢名主:上條恒彦
ほか