倉悠貴・桜庭ななみら「傲慢と善良」出演、藤ヶ谷太輔×奈緒の共演シーン捉えた予告も

藤ヶ谷太輔（Kis-My-Ft2）と奈緒がダブル主演を務めた映画「傲慢と善良」より、本予告とメインビジュアルが到着。あわせて倉悠貴、桜庭ななみら新キャスト6名が発表され、主題歌をなとりが担当したこともわかった。

辻村深月の同名小説をもとにした本作は、マッチングアプリで出会った西澤架（にしざわかける）と坂庭真実（さかにわまみ）の“一生に一度の選択”を描く恋愛ミステリー。婚約直後に真実が失踪し、架が彼女を探す中で知りたくなかった過去や嘘に向き合う様子が映し出される。真実と付き合うもなかなか将来を決めない“傲慢”な架を藤ヶ谷、親が敷いたレールの上で“善良”に生きてきた真実を奈緒が演じた。

新キャストとして、倉と桜庭のほか阿南健治、宮崎美子、西田尚美、前田美波里が出演。彼らは、真実の現在と過去を知る手がかりになる重要な役どころを演じる。このたびYouTubeで解禁された予告では、真実が電話越しに「ストーカーが……助けて！」と架に向かって叫ぶ様子や、寝ている架の横で「ちゃんと愛してよ」と本音を漏らす真実の姿が映し出された。

映像では、なとりによる主題歌「糸電話」も聴くことができる。彼は楽曲について「大切な人との関係を『人』と『人』という距離のままで諦めたくないなぁと思いながら作りました。か細い糸のような運命を手繰り寄せて生きていく架と真実のふたりに渡したい歌です」とコメント。また、本編を観た辻村は「完成した映画を観て、とても驚きました。よくぞここまで彼らのことを理解し、心に迫ってくれたと感動し、大きな感謝に包まれました」と称賛した。

「傲慢と善良」は9月27日より全国ロードショー。「東京喰種 トーキョーグール」「ブルーピリオド」の萩原健太郎が監督、ドラマ「最愛」の清水友佳子が脚本を担った。

辻村深月 コメント

この小説の映画化はきっと無理だろう、とずっと思ってきました。きれいなラブストーリーにすることはできるかもしれない。だけど、この小説の根底にある主人公たちの痛さや切実さが映像になるとは到底想像できなかったのです。だから、完成した映画を観て、とても驚きました。よくぞここまで彼らのことを理解し、心に迫ってくれたと感動し、大きな感謝に包まれました。作中の架と真実も、きっと同じ気持ちだと思います。

(c)2024「傲慢と善良」製作委員会