映写技師が監修する35mmフィルム上映イベント誕生、映写機を間近に見られる展示も
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「こわれゆく女」場面写真 (c)1974 Faces International Films,Inc
映写技師が企画監修する35mmフィルム上映と映写機展示のイベント「FILM座」が、9月7日と8日に東京・秋葉原UDXシアターで開催される。
デジタルシネマの普及に伴い、急速に減少する35mmフィルムでの上映。「FILM座」では映写技師・岩本知明氏が代表として企画から携わり、フィルム上映の美しさ、鑑賞体験の素晴らしさの再評価を目指す。岩本氏は1996年に移動映写を専門とする鈴木映画に所属して以降、「マトリックス」「硫黄島からの手紙」「トランスフォーマー」など数多くのプレミアや完成披露、映画祭で映写を担当してきた。2018年からはフリーの映写技師として活動中だ。
第1回の上映作品はジョン・カサヴェテス監督作「こわれゆく女」。同作ではジーナ・ローランズ演じる精神状態の不安定な妻の姿と、労働者階級の家庭の愛の形が描写される。上映に加え、会場ロビーで映写機展示とデモンストレーション映写も実施。普段目にすることのない映写機やフィルムの走行、映写技師の職人的な手さばきなど、フィルム映写のフィジカルな魅力を間近で体感できる。
チケットはPeatixにて販売中。イベントは9月7日と8日、両日ともに各3回ずつ開催される。なお「FILM座」は定期的に開催していく予定だという。
FILM座
東京都 秋葉原UDXシアター
2024年9月7日(土)12:00 / 15:00 / 18:00
2024年9月8日(日)10:30 / 13:30 / 16:30
税込料金:2000円 ※当日券あり(2000円・現金のみ)