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「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『アリータ:バトル・エンジェル』

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 リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、リアルサウンド映画部・韓国研修旅行幹事の島田が『アリータ:バトル・エンジェル』をオススメします。

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 先週、リアルサウンド映画部は韓国に研修旅行に。その際見たのが『アリータ:バトル・エンジェル』です。行った映画館はCGV龍山アイパークモールという所です。CGV龍山アイパークモールは世界最大級のIMAXシアターとも言われており、スクリーンのサイズは横31メートル、高さ22.4メートル! プールくらいありますね。『アリータ:バトル・エンジェル』はこういう大きなスクリーンで観るに限ります。

 VFX、モーションキャプチャー……最新の技術をふんだんに使い、原作である木城ゆきとの漫画『銃夢』のサイバーパンク感溢れる世界観を再現し、アクションで魅せる映画です。監督がロバート・ロドリゲス、脚本・製作はジェームズ・キャメロンということで迫力という点においてはまず文句ない仕上がり。ロドリゲスらしい、スプラッター描写やマカロニ・ウェスタン感も、本作の退廃したサイバーパンク的世界観に妙にマッチしています。SFアクション映画とIMAXの相性ももちろん抜群。一応、旅行の幹事ということで常に気が抜けない状況でしたが(結局抜いていましたが)、映画館にいる間だけはスクリーン以外のことは頭に入りません。本作の壮大なスケールに呑まれるばかりです。改めて映画っていいなあと思わされました。 

 アリータを演じるのはローサ・サラザール。パフォーマンス・キャプチャーによって、主演のサラザールの動作や表情の変化といった演技の動きを読みとり、CGで再現しているのです。よくわからないけど、なんかすごい! サラザールはムエタイ、カンフー、キックボクシングなどのトレーニングにも、撮影の半年前から励んでいたそうです。僕は『クリード 炎の宿敵』を観たあと、今年は筋トレの年にする! と豪語していましたが、1日もやっていません……。

 閑話休題。『アバター』以降、大きな動きのなかったキャメロンですが、『アバター』ファンにとっては興奮の一作かと思います。ちなみに、キャメロン曰く『アバター』よりも前に本作を作る予定だったとのこと。『アバター』続編も徐々に進行中らしく、こちらも期待したいところ。ロバート・ロドリゲスも存分に持ち味を発揮し、面白い相乗効果が生まれた作品だと思います。

 ちなみに我々編集部が訪れたCGV龍山アイパークモールは、スクリーンも多く、内装デザインにも凝っており、フォトスポットもたくさん設置されていて、入るだけでワクワクするテーマパークのような空間で、人もかなり賑わっていました。韓国のエンタメの底力を感じました。

 CGVとは韓国の代表的な映画館で、面白いのは「フォトチケット」というサービスです。フォトチケットとはCGVでチケットを買う際に追加料金を支払うことで、写真を(おそらく)プラスチック製のチケット上に印刷して、持ち帰ることができるサービスです。文字を入れることもできます。例えば恋人と2人で自撮りをしてそれをチケットにすることもできるんです。観た映画が体験として一つ一つ思い出になる、すごくいいサービスだと思います。日本でもできたらいいですよね。誰とどんな時になにを観たかって意外と思い出せなかったりします。

 韓国は楽しかったです。美味しいものを食べたり、デュシャンの絵を観たり、泥酔したりしました。意外と辛いもの食べなかったなとふと思い出しました。 (リアルサウンド編集部)