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佐野勇斗が「凜」の出来に自信「めっちゃおもろいやん!」、原作者・又吉直樹も太鼓判

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「凜-りん-」舞台挨拶にて、左から櫻井圭佑、亀田侑樹、須賀健太、佐野勇斗、金田哲、又吉直樹、池田克彦。

佐野勇斗(M!LK)と本郷奏多がダブル主演を務めた「凜-りん-」の舞台挨拶が、本日2月23日に東京・イオンシネマ板橋で行われ、キャストの佐野、須賀健太、亀田侑樹、櫻井圭佑、金田哲(はんにゃ)、原作・脚本監修の又吉直樹、監督を務めた池田克彦が登壇した。

又吉が2007年に舞台脚本として書き下ろした初の長編作品「凜」を映画化した本作。「100年に一度、村から子供が消える」という伝説がある村を舞台としたミステリーで、純朴な高校生・野田耕太を佐野、東京からやって来たミステリアスな転校生・天童義男を本郷が演じた。

佐野は「ミステリー系のアニメとかが好きだったので、台本を読んだときは純粋に面白かったです。それが映像になったとき皆さんの力が集結していて、自分で言うのもあれですが『めっちゃおもろいやん!』と思いました」と作品の出来に大満足の様子。20代の頃に「凜」の舞台脚本を執筆した又吉は「もともと舞台のために書いたもの。(映画になって)皆さんの体を通して物語になっていくとき、全然違ったものに見える。素晴らしいと思いました」と褒めたたえる。

さらに又吉は「“村から人がいなくなるミステリー”が11年経った今もまだ続いてるというか。僕も綾部(祐二)も舞台に出てたけど、今は綾部が消えてしまって……あ、消えてはないですね」とニューヨークに拠点を移した相方の名前を出してボケつつ、本郷を含めたメインキャスト5人に対して「皆さんでよかったです。誰が言葉を言うかって大事なことで。今の僕がああいうセリフを言っても、その言葉の意味通りに伝わらない。でも5人とも存在自体が素敵やから」とキャスティングにも太鼓判を押す。役者陣はそろって恐縮し、原作者からの賛辞を噛み締めていた。

また脚本監修として池田とディスカッションを重ねたことを振り返り、又吉は「(自分の意見を)くみ取ってくださった」と感謝。池田は「光栄です」とホッとした様子で、「又吉さんの登場人物に対する愛情を感じたので、そこだけは思いを込めてキャストと一緒に作っていかなきゃいけないなと感じました」と撮影するうえで大事にしていたことを明かす。

キャスト陣は撮影を経てコンビネーション抜群のようで、須賀が「実は今日僕のお母さんとおばあちゃんが来てるんですけど……」と打ち明けると、すかさず櫻井から「それ俺だよ! 言わなくていいんだよ!」とツッコミが。須賀は「これ、朝ロケバスで打ち合わせしてたんです(笑)」とうれしそうに笑った。また本作で亀田が演じた折田竜二は、舞台版で金田が演じたキャラクター。本作に刑事役で出演した金田は「“100年に一度”の事件が、僕は10年で2度起きてしまいました!」とストーリーに絡めて出演できた喜びを口にした。

なお舞台挨拶の司会進行は、よしもと住みます芸人のMC争奪戦PR対決で勝利した囲碁将棋が担当。舞台上で誰よりも緊張している2人に、登壇者たちからのツッコミが飛び交った。

「凜-りん-」は全国で公開中。

(c)吉本興業