長井健一の宝宝「みどりの栞、挟んでおく」脚本・演出は中島梓織
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宝宝(2かいめ)「みどりの栞、挟んでおく」出演者
宝宝(2かいめ)「みどりの栞、挟んでおく」が6月18日から22日まで東京・水性にて上演される。
宝宝は、俳優の長井健一が軸となり、オファーしたメンバーとともに作品創作・発表を行う演劇ユニット。今回は、企画単位では“シングルマザー・育児当事者の演劇への参画の難しさ”、作品単位では“ステレオタイプと偏見”“子どもを持つということ”“男女間のフレンドシップ”に向き合った劇作を行う。小さな街の本屋を営むシングルマザーの翠と、そこで働くゲイセクシャルの宝良のもとに、ある日、「その本屋を子供たちの居場所にしましょう!」と言う人物がやってきて……。
脚本・演出をいいへんじの中島梓織が担当。出演者には大島萌、長井、端田新菜、油井文寧が名を連ねた。
上演に向けて長井は「赤ちゃんは1歳になる頃に自分と他者の境界を理解し始めるそうです。私は28歳になっても新鮮に、人間ひとりひとりが本当に違う存在なのだと学んでいます。立場や考えが違う人同士が一緒にいるということは本当に難しいけれど、違うままで一緒にいることはきっとそうできる・したいと信じて劇を作ります」とコメント。
中島は「長井さんが紹介してくれた大切なお友達は、みんな違ってすごく魅力的な方ばかりで、どんな演劇が立ち上がるのか、わたし自身とても楽しみです。『わたしとあなたは異なる景色を眺めている』ということを、恐れず嘆かず、喜びも苦しみもおかしみもじっくり味わって、丁寧につくりたいと思っています。子供達に胸を張れるような、ぴかぴかの未来を。どうぞよろしくお願いいたします!」と思いを語った。
上演時間は約1時間20分。
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